ソフトバンクの5番打者、山本恵大が3回裏にロッテの先発投手ボスが投じた149キロの直球を逆方向へ運び、鮮烈なプロ初アーチを放った
この打撃は、一打席での逆転3ランホームランとなっており、チームを勝利へと導いた重要な場面となった
山本恵大の打撃スタイル
「逆方向への長打は自分の持ち味」と語る山本選手その特異な打撃スタイルは、従来の選手が引っ張る打球とは対照的で、彼の強みである
特に東京・国士舘高の3年生時には、右肘のけがで夏の大会に出場できなかった
その後、野球を辞めることも考えたが、進学した明星大学で意欲を取り戻し、逆方向の打撃練習に励んだ結果、スカウトの目に留まるまでに至った
育成からの成長
2022年には育成選手としてソフトバンクに入団昨年は膝のけがを克服し、これが勝負の年と考えた彼は、4年目に入ってから念願の支配下登録を果たす
同年7月には2度目の一軍昇格を果たし、ゲームでプロ初安打を記録した
その後、37打席目で初本塁打を打つまで、急成長を見せている
チームへの影響
この試合でソフトバンクは19試合ぶりに2桁得点を叩き出し、首位の日本ハムとのゲーム差を2.5としたチームの監督である小久保監督は「山本の本塁打が本当に大きかった
良い本塁打だった」と絶賛し、新たなヒーローの誕生を喜んでいる
今後の期待
山本選手のさらなる成長に期待がかかる中で、彼の活躍がソフトバンクにもたらす影響は大きい今後が楽しみな若手選手として注目されることは間違いない
山本恵大選手のプロ初ホームランは、ただの栄光ではなく、彼が数々の苦難を乗り越えて積み上げてきた道のりの象徴です。野球を辞めることも考えた時期がありながらも、持ち前の能力を磨き続けてきた彼は、多くのファンやチームメイトにとって、希望の光となる存在です。今後の彼の活躍がチームにも良い影響を与えることが期待されます。
キーワード解説
- プロ初アーチとは?プロ野球選手としての初めてのホームランを指します。この瞬間は選手にとって特別な意味を持つことが多いです。
- 逆方向への長打とは?打球がバッターの打った側ではなく、反対側の外野に飛ぶことを指します。これは打撃技術の高さを示すプレイとされています。
- 支配下登録とは?育成選手を正式な選手契約に移行させることを指します。これが実現することで、選手は1軍での出場機会を得やすくなります。

