中山礼都選手、外野への挑戦で新たな成長の一歩を踏み出す

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[THE GIANTS 2025]

中山礼都選手(23)は、幼少期から「ライトやらないの?」という冗談をよく言われてきました

それは彼の名前の由来が一流選手・イチローや高橋由伸にちなんでいるからです

しかし、彼は幼いころから遊撃手に憧れ、坂本勇人選手の守備を何度も研究する中で、自然とそのポジションに定着しました

プロ5年目に突入した今季、彼にとっての転機が訪れました

打撃力をさらに引き出すため、4月から初めて左翼手として出場し始め、出場機会が増加しています

交流戦明けには、阿部監督から「外野専念」という方針が告げられ、彼は右翼でも守備練習を行っています

思いもしなかった新たな挑戦に対し、中山選手は「自分の幅を広げてもらった」と成長を楽しんでいる様子です

左翼手として先発出場した4日の広島戦では、八回二死二塁の局面で、中山が前方に守っていたところへライナー性の打球が直撃しました

彼はジャンプし、グラブを最大限伸ばして好捕

投手を救い、その後の攻撃で決勝点が入る大きなプレーとなりました

「ああいう打球は初めてで驚いたが、捕れて良かった」と、練習の成果を実感する彼の目は輝いていました

慣れない外野守備に対して前向きな姿勢を持つ彼に、松本外野守備兼走塁コーチは「全てが新鮮に感じていると思う

野球を始めたときの『楽しい』という感情が彼の姿勢に表れている」とコメントしました

ベンチから外野へと向かう足取りも、軽やかに見えます

また、中山選手は送球にも手応えを感じています

元々肩の強さに自信がある彼ですが、「外野では100%の力で思い切り投げられるので、自分に合っている」と意気込んでいます

外野手としてファンを沸かせるような「レーザービーム」プレーも期待される日が近いかもしれません

中山選手の外野守備への挑戦は、彼自身の成長だけでなく、チームにとっても新たな戦力の発見となるかもしれません。新しいポジションでの奮闘は、彼の活躍とともにファンの期待を膨らませています。これからの試合でどのようなプレーを見せてくれるのか、目が離せません。
キーワード解説

  • 中山礼都とは?プロ野球選手で、東京読売ジャイアンツに所属している遊撃手から外野手へと挑戦している選手です。
  • 打撃力とは?野球選手がボールを打つ力のことで、ヒットやホームランを打つ際に重要です。
  • 外野手とは?野球においてアウトフィールド(外野)の守備を担当する選手のことです。右・中・左の3つのポジションがあります。
  • レーザービームとは?野球の用語で、強い力でまっすぐ投げられたボールのことを指します。特に外野手が決めた美しい送球に使われることが多いです。

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