試合は1点リードの状態で迎えた6回、1死から山川穂高が中前打で出塁
続いて、嶺井博希も中前打を放ち、1死一、二塁の好機を作る
その後、野村勇が先発投手サモンズが投じた初球の変化球を捉え、左越えの適時二塁打を放つ
この打球は、状態を整えた結果として自らのタイムリーに繋がった
続く佐藤直樹も左越えの2点二塁打を放ち、ソフトバンクはロッテを突き放すことに成功した
野村は試合後、「積極的にスイングができた結果が、タイムリーにつながってくれた
2打席凡退が続いていた中で、いいところで一本打つことができて良かった」と喜びを語った
先発投手のサモンズは、左打者に対しては被打率0割8分9厘という高い守備能力を持ちながらも、右打者に対しては2割5分4厘と苦手としていた
これを受けて、ソフトバンクは周東佑京と近藤健介を除く全ての打者を右打者に揃えたオーダーを組み、この戦略が見事に的中した形となった
今回の試合は、ソフトバンクの戦略が見事に成功した例です。特に右打者を多く配置することで、サモンズの弱点をついた形でした。野村選手の適時打はチームにとって大きな意味を持っています。彼が自身の調子を取り戻したことも今後の試合に期待を抱かせます。
キーワード解説
- オーダーとは?:試合における選手の出場順序を示すもので、監督が戦略を考慮して組みます。
- 適時打とは?:得点に結びつくヒットのことを指し、特に得点圏にいるランナーを返す場面で重要な役割を果たします。
- 被打率とは?:投手が打たれる確率を示す指標で、低いほどその投手が打たれにくいことを表します。

