阪神、今季5度目の零封負け 中日との対戦で苦闘

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
(セ・リーグ、阪神0-6中日、12回戦、中日7勝5敗、16日、甲子園)阪神タイガースは中日ドラゴンズとの対戦で0-6と完敗し、今季5度目の零封負けを喫した

この試合で阪神は、7月初めに連敗を挟む形となり、戦況が思わしくない状況が続いている

試合の焦点は、三回に無死一塁で迎えた阪神の才木浩人投手(26)の犠打失敗だった

藤川球児監督(44)は、相手投手の高橋宏(29)が成功させた犠打と比較し、「投げること以外をやらないといけない」と選手への苦言を呈した

これは、先発投手が野手としても活躍しなければならないセ・リーグ特有の状況を示している

この試合では、才木は五回までパーフェクトピッチングを見せ、持ち味を発揮していたものの、打席では苦戦を強いられた

特に三回は、先頭の梅野が11球を粘り、右前打で塁に出る好機があり、その後のバント機会で3球連続ファウルに終わり、チャンスを活かせずにしまった

監督は、試合後の会見で「凡事徹底」と選手に求める方針を改めて強調した

セ・リーグにおいては、投手が打席に立ち、走者を進めるプレイが必要となるため、こうした基本的なプレイが勝利に繋がることを選手に自覚させることが重要である

試合を通じて、阪神は中日に対し散発的な4安打に留まり、3塁すら踏めない無得点のまま試合を終えた

これにより、阪神は今季初めての完封負けを喫し、甲子園で中日にカード負け越しを喫するのは2年ぶりとなった

藤川監督は才能ある選手たちに対し、基本的なプレーをおろそかにすることがチーム全体の負担となることを強調し、チームの再建に向けた努力が求められている

今回の阪神の敗北は、基本プレーの重要性を再認識させるものとなりました。特に先発投手が打席に立つセ・リーグにおいては、投手も攻撃に貢献できる技術が求められます。藤川監督が強調した「凡事徹底」は、勝利を目指す上で欠かせない考え方です。
キーワード解説

  • 零封とは?試合でチームが得点を挙げられない状況のことを指します。完封の場合は相手チームも得点を許さない状態をいいます。
  • 犠打とは?野球において、走者を進めるために打者が自らアウトになりながらバントを行うプレイを指します。
  • 凡事徹底とは?ごく基本的なプレーや行動を徹底することを意味します。勝利に繋がる重要な要素です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。