糸井嘉男の野手転向、その意外な経緯とは?新庄剛志の影響も明らかに

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糸井嘉男氏の野手転向の背景を探る新たな動画が公開される

プロ野球界での著名な選手、糸井嘉男氏(43)が最近、公式YouTubeチャンネル「上原浩治の雑談魂」で日本ハム監督の新庄剛志氏(52)とのコラボ動画を公開し、その内容が話題を呼んでいる

糸井氏はこれまでに通算1755安打、6年連続で打率3割超えを達成し、「超人」と称されるほどの実績を持つが、実は入団当初の2年間は投手としての苦悩を経た後、野手に転向したことが明らかになった

投手時代の苦悩

糸井氏が投手としてのキャリアを歩んでいた頃、クイックモーションという投球方法に苦しむ姿が見受けられた

クイックモーションとは、走者がいる際に素早く投げるための投球動作であり、1.2秒内に投げるという厳しいタイム制限が付いている

このため、糸井氏は「1・2、1・2」とカウントしながら動こうとした結果、逆に動きが鈍くなり、イップス(精神的な障害により本来の投球ができなくなる状態)に似た状況に陥ったという

この苦悩の日々を振り返り、糸井氏は「どこから動いたらいいのか分からなくなってしまった」と語った

野手転向の決断

彼の野手に転向するきっかけとなったのは、当時のGMである高田繁氏(79)からの一言であった

高田氏からは「ハッハッハッ糸井くん、使えないよ~」と冗談交じりに野手転向を勧められた後、「1週間あげるから、投手を続けるのか野手をやるのか決めなさい」と明言される

これに対し、糸井氏は「はあ?」と驚きつつも新しい選択肢に悩み、最終的には「ダメだったら投手に戻るという選択肢を消し、挑戦しよう」と決意を固める

新庄剛志氏の後押し

糸井氏の転機の背後には、新庄剛志氏の存在もあった

04年、糸井氏はルーキーイヤーに新庄氏と同期入団した

その際、新庄氏から「糸井くん、野手やってみれば?」という軽やかなひと言が心に残っていた

糸井氏は「それがピっと脳裏に浮かび、多少の後押しになった」と語り、人生を左右する重要な選択に至ったことを振り返った

糸井氏の野手転向の経緯には多くのドラマがあったことが分かります。彼の決断を後押しした新庄氏のひと言や、高田氏の指導があったからこそ、彼は今の成功を掴めたのだと感じました。また、苦しい投手生活からの脱却という過酷な選択を経て、新しいステージで自分を表現することの重要性を再確認しました。
キーワード解説

  • クイックモーションとは? 投手が走者に牽制するために、素早くボールを投げる投球スタイルのことを言います。1.2秒以内で投げる必要があり、非常に難しい技術です。
  • イップスとは? 精神的な理由から投球や打撃など、本来のパフォーマンスを発揮できなくなる状態を指します。選手にとっては大きな障害となります。

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