球団によると、フルプ選手は「左手有鉤骨骨折」と診断されたという
この怪我は、13日のDeNA戦(横浜)でスイングした際に強い痛みを感じたことから判明した
有鉤骨とは手首にある小さな骨で、手を動かす際に重要な役割を果たす部分である
過去の選手の症例を考慮すると、同様の怪我を負った選手たちは全治に2~3か月を要していることが多いため、フルプ選手も同様の期間の治療が必要と思われる
フルプ選手は、12日に育成選手から支配下登録され、チェコ出身選手としての歴史的な快挙を達成したばかりであった
この日のDeNA戦では「7番・右翼」としてスタメン出場し、4打数無安打に終わった
翌13日には代打での出場も果たしたが、三振で打席を終えた
15日にはヤクルト戦に向けて静岡遠征に参加したものの、練習中に左手首を気にしていた様子が見られ、途中で練習を切り上げていた
試合は雨天中止となった後、痛みが和らがないため病院での検査を受けたところ、骨折が確認された
また、母国チェコでは彼の支配下登録を祝うムードが広がっていたが、無念の離脱となった
フルプ選手の怪我と登録抹消は、プロ野球において選手の健康管理の重要性を再認識させる出来事である。特に、彼がチェコ出身として初めて支配下登録されたことを考えると、多くの期待がかかっていた中での不運な知らせは残念である。彼の回復と復帰を待つファンの思いが感じられる。
キーワード解説
- 有鉤骨とは? 手首に存在する小さな骨の一つで、スイングなど手の動作に関与しています。
- 育成選手とは? プロ野球チームに所属する選手の中で、特に若手選手や未完成の選手を指し、契約形態が異なります。
- 支配下登録とは? プロ野球チームがその選手を正式なメンバーとして認め、試合に出場させる制度の一つです。

