火災に負けず横浜清陵、延長戦で劇的勝利を収め4回戦進出

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<高校野球神奈川大会:横浜清陵8-7藤沢清流>◇17日◇3回戦◇藤沢市八部野球場横浜清陵高校野球部は、センバツ出場を果たした自校の意地を見せ、藤沢清流との激闘を制して4回戦へと進出した

この試合は、延長10回のタイブレークに突入し、8-7でのサヨナラ勝ちという劇的な結果となった

試合前日には校内の野球部倉庫で火災が発生し、貴重な道具や思い出の品が焼失するという逆境に直面していた

火災の原因は未だ不明で、選手や保護者の心には動揺が広がっていた

しかし、このような厳しい状況を逆転の力量に変えるために、選手たちは一丸となり戦った

監督の言葉が選手たちを鼓舞

試合の前に行われたミーティングでは、野原慎太郎監督が選手たちに強いメッセージを送った

「人生には負けてはならない日がある

この試合がその日だ

」という言葉を受けて、選手たちは勇気を振り絞り、最大5点のビハインドを逆転する意志を固めた

キーマンが奮闘

試合は進行する中、8回からマウンドに立ち、無失点に抑えた小原悠人投手(3年)が勝利の立役者となった

右肘の靱帯(じんたい)損傷を抱えながらも、仲間のために志願して登板し、3回を完全に抑え込んだ

延長10回タイブレークでは、三塁走者としてサヨナラ勝ちのホームを踏み、喜びのガッツポーズを見せた

選手たちの自主性が光る

昨秋の県大会での成功や、選手中心で行われる戦術の議論は、チームの一体感を生み出し、この日の激闘を制する原動力となった

春夏通じての甲子園出場には、さらに5試合の勝利が必要であるが、選手たちは目の前の試合に集中し、常に勝利を目指す姿勢を崩さない

横浜清陵高校が、火災の逆境を乗り越え、藤沢清流との試合に勝利したことには驚かされました。火災の影響で士気が下がる中で、選手たちが団結して逆転を目指した姿勢は、スポーツが持つ力強さを感じさせます。このような試合を通じて彼らの成長が期待されます。
キーワード解説

  • 靱帯とは?筋肉と骨をつなぎ、関節を安定させる役割を持つ組織で、大きな負荷がかかる場面では傷めることがある。
  • タイブレークとは?延長戦での同点時に採用されるルールで、指定された人数の走者を立ち上がらせ、攻撃を行うことで勝敗を決する。

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