広島大会 広島商が英数学館を破り準々決勝進出

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2025年7月17日、第107回全国高校野球選手権広島大会の3回戦で、今春の選抜大会で8強入りを果たした広島商が春の県大会を制した英数学館に勝利しました

試合は4対2というスコアで、広島商が見事に競り勝ちました

試合のハイライト

この一戦では、広島商がプロ注目の右腕、藤本勇太(3年)との対戦に挑みました

広島商の持ち味である守備力が光り、6回までに4併殺を決めました

併殺とは、同じイニング内で二塁手が捕球し、一次打者をアウトにした後、続く打者もアウトにすることを指し、守備プレーとして非常に重要な局面を表します

また、広島商は八回には1死二、三塁のピンチを迎えますが、この危機を逃れた後にスクイズを決め、リードを広げることに成功しました

スクイズとは、ランナーがいる状態で打者がボールをバントし、その間にランナーが本塁を狙うための作戦です

監督の思い

広島商の荒谷忠勝監督は、春の選抜大会準々決勝で智弁和歌山のエース渡辺颯人(3年)に抑えられた経験を踏まえ、「ああいうレベルのピッチャーを打たないといけないというのが目標になった」と語りました

選手たちは速球に対応するために特訓を重ね、夏の大会に望みをかけています

選手たちの決意

広島商は、過去2年間に夏の大会で準優勝を果たしていますが、いずれも広陵に敗れており、選手たちはこの経験から強い思いを抱いています

主将の西村銀士(3年)は、「2年連続で悔しい思いをした

あのような経験はもうしたくない

一つ一つのプレーを大事に戦っていきたい」と力を込めました

広島商の試合は、守備の堅さと適切な戦略が光った内容でした。選手たちの成長と団結力を感じさせるもので、多くの期待が寄せられます。一方で英数学館は、春の県大会制覇の勢いを持つ中での敗北となり、今後の課題も浮き彫りになった試合となりました。
キーワード解説

  • 併殺とは? 二塁手が捕球し、1番目のバッターをアウトにした後、続くバッターもアウトにする守備プレーのことです。
  • スクイズとは? ランナーがいる状態で、打者がボールをバントし、その間にランナーが本塁を狙う作戦です。

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