阪神・石井大智投手、連続無失点記録を更新中 – 注目のピッチングスタイルに迫る

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阪神タイガースの石井大智投手(27)は、現在29試合連続無失点という驚異的なパフォーマンスを見せており、防御率は0.28という数字に表れた安定感を誇ります

7月9日の広島戦では、8回に2点リードの中で3塁走者を抱える厳しい状況で、首位打者のファビアンを見事に空振り三振に仕留めました

試合後、石井は「言葉が適切か分からないけれど、楽しかった」と振り返り、投手としての醍醐味を感じたと語りました

勝負の舞台裏

この試合の8回、2死3塁で迎えたファビアンとの対決は緊張感に満ち溢れていました

リードがあっても1点も与えたくない石井は、冷静に外角を中心に組み立てます

初球はボールとなり、その後も外角寄りの直球を続けてファウルに打たせ、カウントは1-2

4球目のスライダーはボールになり、カウントは2-2

ここで捕手の坂本にアイコンタクトを送り、内角へ投げたい気持ちを伝えたものの、石井は熟考の末、外角への真っすぐを選択しました

内角と外角の使い方

7球目、内角直球を選択した結果はボールでしたが、フルカウントに持ち込み、その後の8球目には外角低めの直球を投げてファウル

最終的には9球目の外角低めへのフォークで見事に三振を奪いました

石井はこの勝負を楽しめた理由として、「最大限工夫して、最高の球で三振が取れたから」と説明しました

自己責任の配球理論

石井は捕手とのコミュニケーションを重視しつつも、自らの考えに責任を持つことを大切にしています

これまでの経験を元に「我慢」の必要性を感じ、その結果が出たと自信を持っています

怪我からの復活
6月6日のオリックス戦では頭部に打球を受け、脳震盪と診断され離脱を余儀なくされましたが、この1ヶ月間は無駄にせず、直球の質を見直して重心位置を調整

現在のパフォーマンスに結実しています

「感覚が良くなって、力が伝わった真っすぐが投げられている」と手応えを感じている石井のシーズンは充実しています

石井大智投手のパフォーマンスは、投手としての成熟を感じさせるものであり、特に圧巻だったのはファビアンとの対決です。厳しい状況の中でも冷静さを保ち、自らの判断に基づいた配球を実践する姿勢は、成長を感じさせます。今後の彼のさらなる飛躍に期待が高まります。
キーワード解説

  • 無失点とは? 無失点とは、ピッチャーが試合中に相手チームに得点を許さないことを指します。
  • 防御率とは? 防御率は、投手が投げたイニングに対して、どれだけの得点を与えたかを数値として示したものです。
  • フォークとは? フォークは、投球の一つで、ボールが落ちるように投げる球種で、打者が空振りしやすい特徴があります。
  • アイコンタクトとは? アイコンタクトは、言葉を交わさずに目を合わせてコミュニケーションをとることを指します。

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