現在、阪神のオーナー付顧問を務めている
今季から新たに藤川球児監督が就任し、セ・リーグで首位を独走中の阪神の快進撃を支える核となっているのが主砲・佐藤輝明の活躍である
岡田前監督から厳しい指摘を受け続けていた佐藤輝が、なぜ今季に「覚醒」を迎えるに至ったのか、岡田前監督と藤川監督の対照的なコメントから検証してみたい
佐藤輝の「確信歩き」とは
「確信歩き」とは、ホームランを打った選手が、その確信を持って悠然と塁を回る様子を指すこれまでに大谷翔平やアーロン・ジャッジといった選手が見せるスタイルである
7月13日の甲子園での試合において、佐藤輝の打球はエグい角度で飛び、ライトスタンドへ飛び込んだ
この瞬間は、今季の彼の成長を象徴する出来事と言えるだろう
左バッターである佐藤は、強い浜風の影響を受けずしっかりとした打球を放ち、球場内の観客を魅了した
しかし、打った佐藤は確信歩きではなく、走り出していた
彼は「確信はありましたけど……ね」とコメントし、冷静な反応を見せた
このユーモアもまた彼の魅力の一つだ
岡田前監督の厳しい言葉
佐藤輝が確信歩きではなかった理由は、1カ月前に起きた交流戦での出来事にさかのぼる6月15日の楽天戦で、佐藤輝は打った球がフェンスに直撃し、シングルヒットとなってしまった
このプレーを見た岡田前監督は、彼の行動を厳しく評価し「論外よ」と一言
この言葉には、選手としての基本姿勢を再確認させるメッセージが込められている
岡田氏自身、解説者としても人気が高いが、選手に対する批評は容赦がない
「昔から打ったら走るってことやんか」という言葉には、厳しさをもって選手を育てる姿勢が見て取れる
この記事では、阪神タイガースの主砲・佐藤輝明が厳しい指導を受けながらも成長し続ける姿が描かれています。岡田前監督の厳しい言葉は、選手たちにとって大きな刺激であり、佐藤はその教えを生かして覚醒を遂げています。藤川監督のもとでもその能力が発揮されているのは、監督の指導力によるものかもしれません。
キーワード解説
- 確信歩きとは？：ホームランを打った後、その球がフェンスを越えたと信じて自信を持って走ることを指します。
- 岡田節とは？：岡田彰布氏の独特な批評スタイルや意見を指し、時には非常に厳しい言葉を用いることがあります。
