この試合は3-3の同点で迎えた7回、重要な場面での登板でした
高野は先頭打者の廣岡大志にセンター前ヒットを打たれたものの、その後は宗佑磨を126キロのスライダーで空振り三振、続く太田椋も131キロのフォークで空振り三振に仕留めました
最後は杉本裕太郎を内野ゴロに打ち取るという安定した投球を見せました
リリーフ登板は7月11日の西武戦以来約一週間ぶり
試合前に登板間隔についての質問を受けた高野は、「過去には中14日空いたこともあり、毎日試合に入る準備をしているので、登板間隔が長いことは気にしていない」と語りました
これにより、登板間隔にも関わらず、普段通りのプレーができている様子が窺えます
今季はここまで14試合で28回2/3を投げ、3勝0敗3ホールド、36奪三振、防御率1.88という好成績を記録しています
特にフォークボールが威力を発揮し、「どこに投げれば空振りが取れるのか」というコツを掴んだ結果ではないかと考えています
高野は「高さを間違えないように意識を持つことで、落ち着いてプレーできるようになった」と述べ、自信を持って投げることができると感じているようです
プロ入り当初はスライダーを得意としていましたが、現在ではフォークの存在感が増している彼の進化に注目が集まります
高野にとって、今季の登板は自信の積み重ねであり、「どんな状況でもゼロで抑えることを心がけている」と今後の活躍にも期待が寄せられています
高野脩汰選手の安定したピッチングは、彼の成長を物語っています。今季の好成績は彼の練習の成果ですし、登板間隔が長くなっても安定して投げられるような準備ができているのが印象的です。特にフォークボールが冴え渡っていることで、貴重なリリーフ投手としての地位を確立する可能性があります。彼の今後の活躍も非常に楽しみです。
キーワード解説
- リリーフとは?:リリーフは、試合中に先発ピッチャーが降板した後に登板する投手を指します。主にイニングの後半に投げることが多く、勝利を守る重要な役割を担っています。
- フォークボールとは?:フォークボールは、投球時に指を使いボールの中心を大きく外すことで、バッターに急激に落ちるボールを投げる技術です。決め球として使用されることが多い変化球です。
- 防御率とは?:防御率は、投手が1イニングあたりに許す得点の平均を示します。数値が低いほど良い投手とされ、チームの守備力を測る基準でもあります。

