巨人との接戦で阪神打線が苦戦、重要な得点機を逃す

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(セ・リーグ、巨人-阪神、16回戦、19日、東京ドーム)阪神の打線が試合を通してチグハグな展開を見せた

第六回、先頭の近本が右中間に鋭い二塁打を放ち、無死二塁という絶好の得点機を迎えた

しかし、続く中野はバントの構えを取ったものの初球で小フライを打ち上げてしまった

この際、二走の近本がスタートをきるのが遅れたため、巨人の先発投手・山崎伊の素早い判断により、近本は二塁から三塁へ進むことができず、タッチアウトとなった

この後、1死一塁となった阪神は続く森下が三ゴロ併殺となって無得点に終わった

この場面では、バント失敗が大きな影響を及ぼしたと言える

さらに、阪神打線は四回にも無死二塁のチャンスを逃すなど、攻撃の流れをつかむことができなかった

佐藤輝、大山、小幡が揃って凡退したことで、相手投手にペースを握られる結果となった

阪神は、長打を打ち取る力を持った打線ながらも、バントや小技において相手の守備を崩す部分での課題が浮き彫りになった試合となった

今回の試合は阪神の打線のかみ合わなさが際立った。特にバント失敗やチャンスの潰し方が目立ち、これが勝敗を分ける結果となった。今後の試合では、攻撃の流れをもっとスムーズにするための戦術を見直す必要があるだろう。
キーワード解説

  • バントとは?打者がバットを寝かせて投球されたボールを軽く当て、ボールを前に転がす戦術で、主に進塁させる目的で使われます。
  • 併殺とは?同じ打席で1つのプレイで2つのアウトを取ることで、典型的には打者と一塁走者がアウトになる状況に当たります。
  • 得点機とは?得点を入れるための良いチャンスのことを指し、選手のランニングやバッティングの技術が試される場面になります。

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