ヤクルト・奥川恭伸、今季初勝利を挙げる!苦しい戦いを乗り越えた7回無失点投球
2025年7月19日、東京・神宮球場で行われたセ・リーグのヤクルト対広島戦において、ヤクルトの奥川恭伸投手(24)が今季9度目の先発登板を果たし、7回無失点の好投を見せて今季初勝利を挙げた奥川選手は期待される若手ピッチャーであり、12球団の開幕投手の中で唯一の未勝利となっていた
3月28日の開幕以降、113日ぶりの白星を獲得した彼にとって、この勝利は昨年8月2日の巨人戦(東京ドーム)以来、実に351日ぶりのもので、特に喜びが大きかったと言える
今季の成績は先発8試合で4敗、防御率5.36と振るわなかった奥川選手は、「勝てないというのはやっぱりしんどい
何とか、まず一つ勝ちたい」と苦しい心情を語っていた
初回から全力投球で臨んだ彼は、ランナーを許しながらも広島打線を抑え続け、5回終了時点で3安打7奪三振無失点を記録した
特に、ストレートとスライダーを駆使した投球が光った
6回には見事に3者凡退を続け、7回も先頭の坂倉選手に四球を与えたものの、続いてのモンテロ選手を併殺打、末包選手を二直に仕留める冷静さを見せた
試合後、ベンチで高津監督とグータッチで喜びを分かち合った
打線も奥川投手を支え、4回に沢井選手のヒットで先制点を獲得
続く5回には内山選手の適時二塁打で追加点を挙げ、8回にも伊藤選手による犠飛で3点目を確保した
救援陣は9回に1点を許したものの、リードを守り切った
奥川選手の今季成績
| 試合日 | 対戦チーム | 投球回数 | 投球数 | 被安打 | 奪三振 | 失点(自責) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3月28日 | 巨人(東京D) | 6 | 90 | 7 | 2 | 0 |
| 4月6日 | 中日(神宮) | 5 | 97 | 7 | 2 | 5(5) |
| 4月15日 | 阪神(松山) | 5.1 | 94 | 8 | 6 | 5(5) |
| 4月26日 | 中日(バンテリンD) | 4 | 82 | 8 | 5 | 5(3) |
| 5月3日 | 阪神(甲子園) | 5.1 | 109 | 10 | 7 | 6(3) |
| 6月13日 | ロッテ(ZOZOマリン) | 5.1 | 79 | 8 | 3 | 4(4) |
| 7月2日 | 広島(マツダ) | 6 | 80 | 4 | 4 | 2(2) |
| 7月9日 | DeNA(神宮) | 6.2 | 104 | 9 | 3 | 4(4) |
キーワード解説
- 無失点とは?:無失点は、投手が試合中に相手チームに得点を許さなかったことを指します。投手の成績を評価する際の重要な指標です。
- 奪三振とは?:奪三振は、投手が打者を三振に仕留めることです。投手の能力を示す指標であり、より多くの奪三振は安定した投球を意味します。
- 防御率とは?:防御率は、投手が自責点をどれだけ抑えたかを示す数字で、一般的には投球回数あたりの自責点の平均を指します。低い方が良いとされます。

