試合後、阿部慎之助監督は試合を振り返り、チームの現状に厳しい表情を浮かべた
この試合では、巨人の先発投手としてリーグトップの成績を持つ山崎伊織（26）が登板
初回は三者凡退、2回は三人斬りと好スタートを切った
しかし、7回には一死満塁のピンチを迎えながらも、後続を抑えるものの、その後の継投が課題となった
阿部監督は山崎投手について「要所でも頑張ってくれたし、次につなげてほしい」と評価した
試合は延長11回に入ると、巨人の5番手投手・船迫がマウンドに上がる
しかし、阪神の強力打線を止めることはできず、佐藤輝に先制の2ランホームランを許し、その後坂本にもさらなる2ランを浴びるなど、一挙に4点を失った
阿部監督は「信頼して送り出したんで、本人のせいじゃなくて、私が使ったので申し訳ない」と、投手を責めずに自身の判断を反省した
一方、巨人の打線は延長11回までに6度も得点圏に走者を進めるものの、あと1歩が届かず、スコアボードには「0」が続き悔しい結果となった
阿部監督は「チャンスは作ったが、力の差が歴然としている」と阪神との10ゲーム差を冷静に受け入れた
しかし、まだ56試合の残りがあり、監督は選手たちへ「明日もまだチャンスがあるし、勝ち続ければ問題ない」と前向きな姿勢を示した
「試合は続くわけだから、絶対にあきらめちゃいけないという気持ちを選手に持たせていきたい」と意気込みも新たにした
今回の巨人の敗北は自力優勝が消滅する厳しい結果となったが、監督の前向きな言葉から、チームがまだ挑戦を続ける意志が感じられた。選手たちもこの試合を糧にして、残りの試合に臨むことが期待される。
キーワード解説
- 自力優勝とは？ 自チームの勝利や他チームの敗北によって優勝が決まる状態を指します。
- 延長戦とは？ 通常の試合時間が終了した後に行われる、さらに追加のイニングでの試合を指します。
- ピンチとは？ 相手チームに得点される危険な状況のことを意味します。
