巨人、阪神戦で自力優勝の可能性消滅
◆JERA セ・リーグ 巨人0―4阪神=延長11回=(19日・東京ドーム) 巨人が首位・阪神との延長戦を落とし、87試合目にして自力優勝の可能性が消滅した先発の山崎伊織投手(26)は7回4安打無失点と好投したが、救援陣も無失点でつないだものの、11回に5番手の船迫大雅投手(28)が佐藤輝明選手と坂本誠志郎選手にそれぞれ2ランホームランを浴び、4失点で力尽きた
打線は6イニングで得点圏に走者を進めたが、決定打が出ず、今季9度目の完封負けを喫する結果となった
阪神とのカード初戦は6連敗となり、ゲーム差は今季最大の「10」に開いた
綱引きのような攻防で延長戦に持ち込んだものの、11回に悪夢の4失点を喫した
試合後の阿部監督は口にした
「いやあ、悔しいね」と屈辱を受け止めた
今季の借金は2、首位・阪神とは今季最大「10」の差がついている
チームは好機で決定打を逃し、投手陣に重圧がかかりました
11回までに計6度の先頭打者が出塁したものの、得点圏に走者を進めながら、阪神の先発・村上や救援陣に抑えられ、7回無失点の山崎を援護することができなかった
阿部監督は「チャンスは作るんだけどね
力の差がもう歴然としているよね」と力不足を認めるしかなかった
また、17日のヤクルト戦でバント失敗した泉口選手、佐々木選手は18日に休日返上でバント練習を行い、2番・佐々木は犠打2つと成果を見せたものの、9回無死一塁で4番・増田陸選手も送りバントを成功させたが、チームとしては計4つの犠打を決めても無得点に終わった
対照的に阪神は4番・佐藤輝選手が決勝の2ランを放ち、2被弾の船迫選手は17試合連続無失点で奮闘してきたが、責められることはなかった
阿部監督も「結果論でものを言われるだろうが、私は彼を信じて送り出したので、申し訳ない」と可能性をかばった
球宴前最後のカードとなる阪神3連戦
鳥向率いるチームは選手たちに「食らいついていくしかない」と声をかけ、鼓舞した
巨人は過去30年間で自力優勝消滅後に逆転優勝した例が3度あるが、チームの状況を考えると気がかりな要素も多い
阿部監督は、「試合は続くので、絶対にあきらめてはいけない」と選手たちを励ましながら、岡本選手の復帰を期待し、残りの2戦で希望をつなげたい考えを示した
今回の試合は、巨人にとって非常に厳しい結果となりました。延長戦までもつれ込んだものの、決定的な得点を逃したため、いざという時に勝負を決める力が不足していた印象です。投手陣が踏ん張ったにもかかわらず、最終的には船迫選手が負けの原因となり、チーム全体の士気に影響を与える結果となりました。今後、どのように巻き返していくのか、注目されるべき点です。
キーワード解説
- 自力優勝とは?: 自力優勝とは、他のチームの結果に関係なく、チーム自身が勝利を重ねることで優勝を決定できる状況を指します。
- 延長戦とは?: 延長戦とは、試合が同点で終わった場合に行われる追加のイニングで、勝敗を決めるためのルールです。
- 決定打とは?: 決定打とは、試合の勝敗を左右するような重要な得点をもたらす打撃のことを指します。
- 救援陣とは?: 救援陣とは、監督が先発投手を引き継いで試合を続行するために他の投手を起用することを指し、試合の流れを変える役割を担います。
- ホームランとは?: ホームランとは、バッターが球を打って、ボールがフェンスを越えて得点できる最も点数の高い打撃のことです。

