横浜DeNA、元中日・ビシエドを獲得し緊急補強

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横浜DeNAベイスターズが15日、元中日ドラゴンズのダヤン・ビシエド内野手(36)との今季選手契約を締結したと正式に発表した

背番号は「66」に決定

ビシエドは昨季限りで中日を退団し、今季はメキシカンリーグでプレーしていたが、首位の阪神を追う形でクライマックスシリーズ進出を目指す中での重要な補強となる

横浜DeNAは現在、首位の阪神に10.5ゲーム差をつけられた3位であり、4位の中日にも0.5ゲーム差と迫っています

特に今シーズンは他の選手の状態や怪我から苦戦を強いられており、タイラー・オースティン選手が右膝の怪我で離脱し、筒香嘉智選手も不振で2軍に降格するなど、打線の得点力が急激に低下していた

実際、交流戦ではチーム打率が12球団で最も低い.205を記録している

ビシエドは中日での9年間で通算958試合に出場し、打率.287、139本塁打、549打点という成績を残しており、実績から見ても横浜DeNAが求める強打者像に合致している

しかし、彼には「インコースのストレートが打てない」という致命的な欠陥があり、かつて中日監督の立浪和義氏がその点を指摘していた

果たして、ビシエドは1年ぶりの復帰を経てその課題を克服できるのか注目される

背景として、ビシエドは2009年に亡命してからメジャーリーグのホワイトソックスで5年間プレーした後、2016年から中日に移籍

ここでの活躍は目覚ましく、2018年には打率.348、178安打を記録し、首位打者・最多安打のタイトルを獲得した

しかし、2023年には成績が下降し、昨年はわずか15試合の出場に留まった

今季はメキシカンリーグでプレーし、ドステレドス・オウルズで打率.276、8本塁打、31打点の成績を挙げた

ビシエドの獲得に対する疑問も浮上しているが、横浜DeNAの補強は明らかにクライマックスシリーズ出場を狙ったものであり、ビシエドが如何に今後の戦力として機能するかが鍵となる

ビシエド選手の横浜DeNAへの移籍は、打線の奮闘を期待する球団の意図が見える。彼が以前も指摘された課題を克服できるかは興味深く、これからの試合でどれだけの貢献ができるか期待が寄せられています。
キーワード解説

  • ビシエドとは?ダヤン・ビシエドはキューバ出身の内野手で、中日ドラゴンズを代表する選手の一人。メジャーリーグでも活躍し、その後中日で数々のタイトルを獲得した。
  • クライマックスシリーズとは?日本のプロ野球におけるプレーオフ制度で、リーグの上位チームが日本シリーズ進出を目指して戦う。
  • 打率とは?選手が打席に立った回数に対する安打数の割合を示す指標で、選手の打撃成績を評価する基本的な要素。
  • 長打率とは?安打の中で二塁打、三塁打、本塁打の比率を示す指標で、選手のパワーを表す重要な数値。

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