蝦名達夫選手、延長劇での決勝打でDeNAを勝利に導く

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<中日3-5DeNA>◇20日◇バンテリンドームでの試合において、DeNAの外野手・蝦名達夫選手(27)が途中出場で素晴らしい活躍を見せた

彼は延長10回、2死満塁という緊迫した場面で中日・勝野投手の153キロの直球を捉え、中前への決勝の適時打を放った

この一打により、DeNAは試合を逆転し、勝利を収めた

普段は寡黙な蝦名選手も、感情を爆発させ、豪快なガッツポーズを見せた

試合後、彼は「勝手に出てた

覚えてない」と苦笑いしながらも、17打席ぶりの安打に対して「ずっと打てていなかったので、今日はヒーローになってやるぞという気持ちでした」とメンタル面での勝利も語った

トラウマを乗り越えて

蝦名選手はかつて気持ちの面で悩んでいたことを振り返る

2023年7月17日の広島戦では、右翼守備でのミスにより敗戦が決まり、翌日に選手登録を抹消された

「ひと言で言うと気が抜けていました」とその時の心情を明かした

この経験から、彼はファンの声援すら恐れるようになった

「フライが上がれば『大丈夫か?』って言われてるように聞こえて、守ってて地獄でした」と語るほど、トラウマは深刻だった

その後、現実と向き合い、忘れることは無理でも立ち向かう姿勢を持ち続けた

そして1プレーごとに自信を積み上げてきた

今季の挑戦とチームへの貢献

現在の蝦名選手は、走攻守を高いレベルでこなし、代打や代走、守備固めとしてもチームに貢献している

しかし今季はスタメン出場が34試合にとどまっており、チームは積極的な補強を行っている

蝦名選手は「僕らもスタメンを渡すわけにはいかない」と競争心を見せている

監督の期待
DeNAの三浦監督は、「守備と走塁は大事な場面で迷うことなく使える選手

打撃は苦しんでるところもありましたけど、今日の決勝打で上向いてくれれば」と蝦名選手に期待を寄せている

午後の勝利はチームの連勝を7で止め、中日から2位へと浮上するきっかけとなった

蝦名達夫選手の活躍は、単なる勝利以上の意味を持っています。困難な経験を乗り越え、精神面での強さを見せたことで、彼は今後の成長に期待を持たせるプレーヤーとなっています。今後の試合でも彼のパフォーマンスには注目です。
キーワード解説

  • 適時打とは?試合の流れを変える重要なヒットのことです。得点が必要な場面で打つことで、チームに大きな影響を与えます。
  • トラウマとは?心的外傷のことを指し、過去に経験した痛ましい出来事が後に悪影響を及ぼすことがあります。

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