前半戦を締めるこの試合は、5点差をはね返す逆転劇が展開された
試合は九回の裏に動いた
1死から岸田が二塁打を放ち、坂本が四球を選んで1死一、二塁の好機を作る
続く打者、丸が凡退するも、佐々木が四球を選び、2死満塁の状況を迎えた
そして、吉川がサヨナラ打を放ち、試合を決定づけた
七回には、大逆転の兆しを見せる場面が訪れる
5点ビハインドから同点に持ち込んだのはリチャードの値千金の同点3ラン
試合後、阿部監督は「皆が意地を見せてくれた
リチャードのホームランは特に大きかった
選手たちはつないで、よく追いついた」と称賛した
この試合でのリチャードのスタメン起用は成功した形となる
「最近、なかなかホームランが出ない打線なので、冗談で宝くじが当たったら…と言っていたが、今回は当たった
彼にはホームランを打ち込む力がある」と監督は語る
一方、阪神は完敗ムードが漂っていた
阿部監督は「今日はどうコメントしようかと考えた
何が起きるか分からないのが野球だと思っていたが、よく追いついてああいう形になった」と振り返った
この試合をもって、巨人は対阪神戦で5勝13敗となり、前半戦を借金2で終えた
阿部監督は「勝ったとはいえ、バッター陣が奮起しないと阪神に食らいつくのは厳しい
反省点をしっかり見直し、後半戦に向けての対策を練っていきたい」と選手たちに奮起を促した
この試合は多くのドラマがあり、特にリチャード選手の活躍が際立ちました。巨人が後半戦に向けて自信を持って戦えるようなきっかけになることを期待します。
キーワード解説
- サヨナラ打とは？試合の最後に勝利を決定づけるヒットを打つことを指します。
- 逆転劇とは？劣勢だったチームが、試合の後半で点数をひっくり返して勝利することを意味します。
- スタメン起用とは？試合当日の先発メンバーを決定することです。
