この日、観客の期待を背に受けて迎えた大きな瞬間
大山は3ボールから巨人の井上の直球を狙い打ち、狭い三遊間を抜ける左前打を放った
これにより、彼の記録とチームの士気を高める一打となった
さらに、5回には1カ月半ぶりとなる5号2ランを左翼席に運び、通算1001安打で自身の大台を祝った
大山の記録達成の瞬間、東京ドームに詰めかけたファンからは歓声が起こり、巨人の阿部監督からも拍手が送られた
記念ボードを掲げ、観客席に何度も頭を下げる大山の姿には、野球を愛するファンの共感が集まった
昨季オフにFA権を行使し、他球団からの大争奪戦が繰り広げられた彼の決断は残留
これが今季チームにどれほどの影響を与えているかは、彼の対巨人戦の打率が3割6分6厘と高いことからも明らかだ
9年目のプロ生活を送る大山は、白鴎大学からドラフト1位で入団
406試合連続無失策や全力疾走の姿勢を貫いてきたが、大型選手として毎日全力でプレーを続けるのは想像以上に厳しい道のりである
彼は体調管理の重要性を語り、「気持ちが大事」とし、自分との対話を通じて日々のコンディションを整えているという
その一方で、記念日も平坦な道のりではなかった
7回に本塁への悪送球を犯し、5失点を招いてしまう
大山は「チームに申し訳ない
全て変えてしまった」と反省し、自身よりもチームの勝利を最優先に考える姿勢を示した
背番号3は、シーズン終了までチームのために全力を尽くす覚悟を見せている
大山悠輔選手の通算1000安打達成は素晴らしい成果ですが、記念日が苦い思い出になったことは印象的です。自身の記録以上にチームの勝利を重んじる姿勢が、彼の人柄を表しています。
キーワード解説
- 通算1000安打とは?
- FA権とは?
- 全力疾走とは?
- コンディションとは?

