中日ドラフト1位・金丸夢斗、好投も勝ち星なしで新人王の道は厳しく

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中日の金丸夢斗投手(22)が、プロ入り以来初の勝利を得られず苦しい状況に立たされている

7月21日のDeNA戦(バンテリン)では、先発としてプロ入り最長の8回を投げ、1失点を記録

しかし、チームは0-1で敗戦し、金丸はこれで4敗目を喫し、通算成績は0勝4敗となった

金丸の好投と反省

金丸は試合後、6回にフォード選手に先制打を許したことを悔い、「同じバッターにヒットを打たれたことが反省点」と話した

彼は変化球のコントロールミスが原因で、この打席での失点を招いたと分析している

この試合でも彼の投球は安定しており、8試合で7回のクオリティースタートを達成しているが、チームが得点できず、勝利を手にできていない

打線の打撃不振

金丸の苦しみの背景には、中日の打線の不振がある

井上監督は、「1失点でも合格点」としながらも、選手たちに金丸を勝たせてあげたいという気持ちが大切だと強調

それでも、打線がしっかり点を取らない限り、投手としての努力だけでは勝利には結びつかない

新人王への道筋

金丸は「新人王」を目指すと公言しているものの、前半戦を終えた今、他の候補選手が順調に勝星を増やす中、彼一人が勝てずにいる状況は厳しい

阪神のドラフト1位左腕・伊原選手はすでに5勝を上げており、このままではライバルに大きく引き離されてしまう

環境の違い
中日OBで元バッテリーコーチの金山仙吉氏は、金丸と伊原選手との環境の違いを指摘

金丸は精神的にプレッシャーを感じながら投げているが、伊原選手のように得点力のある打線を持つチームでは、プレッシャーが異なるという

金丸は「1点の重み」を感じながら、後半戦に向けてチームメイトに援護を求めている

中日ドラフト1位の金丸夢斗選手が、好投を続けても勝利に恵まれないという厳しい現状が浮き彫りになっています。チームの打線の不振が影響し、個人の成績が評価されずにいることは、選手にとって相当なプレッシャーであり、今後の活躍が期待されるだけに心配です。
キーワード解説

  • クオリティースタートとは?:投手が6回以上投げ、自責点が3点以下で試合を終了することを指す。一定以上の投球内容を示す指標で、勝利へのパフォーマンスを測る目安となる。
  • 新人王とは?:プロ野球において、ルーキー選手の中で最も優れた成績を残した選手に贈られる賞。選手の成長や今後の活躍への期待が込められている重要なタイトルである。

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