巨人は、5点差を逆転し、最終的に6－5のスコアで連敗をストップした
試合序盤、巨人は1回表に先発の井上がバント処理で悪送球し、阪神に得点を許す危険な立ち上がりとなった
さらに、阪神の小幡竜平（24）に2打席連続で本塁打を浴び、気付けば0－5という厳しい状況となる
しかし、巨人は5回に動き出す
ソフトバンクから移籍した砂川リチャード（26）が同点3ランを放ち、チームに勢いをもたらした
その後、9回二死満塁の場面で仲間の吉川尚輝（30）がサヨナラ打を決め、この日は観客を大いに沸かせた
現在、首位に立つ阪神とのゲーム差は10だが、今季の巨人は潜在能力を示す形となり、ファンの期待が高まった
監督の赫々たる意地とファンの声援
阿部監督は「ほんとね意地を見せてくれました」と試合の感想を述べ、逆転の様子に興奮気味だった
この試合では、東京ドームのファンが異例の応援を行い、得点圏に走者が進んだときに使用されるチャンステーマが流れるなど、ファンが選手を後押ししたことが明らかだ
リチャードの覚悟
リチャードはこの試合でのパフォーマンスについて「打った瞬間、声援がすごかったんで、その振動でボールも伸びたかな」と振り返り、悶絶しながらも最後まで自分を貫いた姿勢を見せた結果、彼の一撃はチームにとって重要な同点ホームランとなった
自力V消滅から再起
巨人は伝統の対阪神戦において敗戦濃厚とされていたが、チームの底力を見せつけた一戦となった阿部監督は「ホームランが出ない打線なので、宝くじが当たったようなものでした」と話し、リチャードの力強さを称賛した
この試合は、選手の意地やファンの力が一体となって極限の状況を乗り越えた象徴的な出来事でした。逆転劇とファンの応援が生んだ勝利に、野球の面白さを改めて感じます。
キーワード解説
- 逆転サヨナラ勝利とは？試合終了間際に得点を奪い、勝利を確定させることを指します。
- 同点3ランとは？3点を一度に得て同点にするホームランのことで、試合の流れを大きく変える重要なプレーです。
- ファンの声援とは？試合中に観客が選手を励ますために行う応援のことです。本来はパフォーマンスを引き出すために重要です。
