倉持さんは前半戦のロッテの得点が「ごめんなさい、15点です」と告白し、その数字からもチームの厳しい状況を窺わせた
「今の順位と借金を見ていただけたら納得できるかなという感じなんですが…」と続けた倉持さんは、4月初めに1位だった際の明るい気持ちとの対比を語り、「うまく噛み合わなくって5月に結構負けてしまった
こんなポテンシャルじゃないんですよ」とチームの実力が発揮できていないことに歯がゆさを感じているようだった
3連勝での前半戦総括
現在も苦しい状況が続くが、倉持さんは前半戦が3連勝で終わったことに注目した「先発に勝ちがつくすごく良い形での3連勝でオールスターに入っていくので、直近では調子が上がってきているし」とポジティブな側面を強調し、ピッチャー陣の好調を伝えた
若手選手への期待
特に田中晴也投手、中森俊介投手、木村投手といった若手投手の成長を称賛した倉持さんは、「リードオフマンの藤原選手、寺地選手、4番バッターの山本大斗選手もいて、すごく若返っている」と期待感を示している後半戦への課題と展望
後半戦に向けて倉持さんは、課題についても言及した「先発ピッチャーはクオリティスタート(QS)数を上げること
野手はバッティング以外でも足の使い方がなかなかできていないことが多いので、盗塁を増やしていくことが必要です」と具体的な改善点を挙げた
また、「ホームランバッターがすごく多いわけではないので、チャンスを広げるという意味でも盗塁で少し稼いで、1点をもぎ取ってほしい」という熱い想いを語り、チームの今後の戦いに期待を寄せた
ロッテの前半戦は苦しい戦いが続いており、倉持さんのコメントからもチームの現状をしっかりと把握している様子がうかがえた。若手選手の成長や3連勝での締めくくりに期待が寄せられる反面、明確な課題も浮き彫りになっている。後半戦に向けたチームの巻き返しに注目したい。
キーワード解説
- 得点とは?:試合においてバッターが打球をヒットさせ、塁を回って本塁に帰ることで獲得するポイントのこと。
- クオリティスタート(QS)とは?:先発投手が6イニング以上投げて、自責点を3点以下に抑える投球内容のこと。投手の安定性を測る指標として用いられる。
- 盗塁とは?:ランナーが次の塁を狙って走る行動のことで、成功すると点を取るチャンスが増える。

