昨年12月に巨人から海外FA権を行使し、オリオールズに移籍した菅野は、21日(日本時間22日)のガーディアンズ戦で後半戦初登板を果たした
試合では3回2/3を投げ6安打4失点
結果は勝敗が付かないものの、自身のパフォーマンスについて自己評価すると60点とした
新たな環境への適応
菅野は、前半戦を振り返り、アメリカでの体験が新鮮であることを強調した「実際に見ること、感じることがすべて新鮮であったため、そのように見えたのかもしれません」と話し、キャンプ中も「毎日球場に来るのが楽しい」と感じていたが、現在はその気持ちが薄れてきたとも述べた
「良い時期もあればそうでない時期もあり、酸いも甘いも知ったという感じです」と率直に語った
投球スタイルへの挑戦
投手としての自信について、「ストライクを先行させれば打たれない」との持論を持つ菅野だが、レンジャーズ戦では初球を打たれるなど、難しさも感じているという「初球が打たれることでカウントが悪くなり、甘いところで勝負して打たれてしまった」と語り、特に心がけているのは、初球にボールから入ることが影響することだ
体調管理とコンディショニング
菅野は、食事や睡眠を大切にし、疲れを翌日に持ち越さないように努めている「12時間寝ていたが、最近はそうもいかない」と笑いながらも、トレーニングに注力していることを明かした
トレーナーの助けを得ながらコンディションを保つための工夫を重視している
後半戦に向けての抱負
トレードの噂についても触れ、「考えないと言ったらうそになりますが、自分がコントロールできることではないので仕方がない」とされた後半戦の目標は「約12~14登板を果たし、ローテーションを守ること」とし、「それが一番難しいと思っています」と改めて意気込みを表明した
今後の彼のパフォーマンスに注目が集まる中、菅野はまずは体調管理と自分自身のやりたいことを実現することに力を入れている
菅野はまた、ボルティモア名物のソフトシェルクラブも楽しんだが、他の料理も美味しかったと述べ、「食べ終わった後に印象には残らなかった」と笑いを交えて語った
今シーズンの前半戦を通じて、彼の成長の兆しが見えるとともに、さらなる活躍が期待されている
菅野智之選手のインタビューからは、アメリカのメジャーリーグでの経験や、彼が直面している課題が見えてきます。新しい環境での挑戦は彼にとって刺激でありながら、同時にストレスも伴っていることが伺えます。投手としての成長には身体的なコンディショニングが欠かせないことも理解でき、今後の活躍がさらに楽しみです。
キーワード解説
- オールドルーキーとは?アメリカのメジャーリーグにおいて、若手選手ではなく、経験豊富な選手が新チームでの挑戦に臨む際の呼称です。
- ローテーションとは?投手が先発登板する際に規定の順序に従って投げることを指します。シーズンを通じて安定した成績を保つために重要です。
- トレードとは?他のチームと選手を交換することです。場合によっては、チーム間で選手の交渉により行われます。
- クオリティースタートとは?先発投手が6回以上を投げて3失点以内に抑えることを指します。投手の基本的なパフォーマンスを示す指標です。

