この式典では両名に野球殿堂博物館に掲額されるレリーフのレプリカと花束が贈呈されました
岩瀬さんは式典で「このたび、野球殿堂という大変名誉ある賞をいただき、自分でいいのかなと、いまだに思っております
たくさんの人に支えていただきまして今日があると思っております」と感謝の意を表しました
特に彼はプロ入りの際に指導を受けた星野仙一監督や、守護神としての役割を与えてくれた落合博満監督に対しての思いを語りました
「24歳の時からプロの世界に入って、一番最初に星野監督と出会いました
後にも先にも、これほど厳しい監督はおりませんでした」と述べ、星野監督の指導が自分の野球人生に与えた深い影響を感謝しました
「厳しい監督でしたが、その中でやってこられたことが後に長くできるのにつながったのかなと」と続けました
また、落合監督については「守護神という場所を与えていただき、そこから400セーブという記録が達成できました」と語り、最終的に彼は通算で1002試合登板、407セーブという歴代最高成績を残しました
「この2つの記録があったからこそ、殿堂入りにさせていただいたのかなと思います」と述べました
「落合さんには信頼して、打たれても平然と使ってもらいました
星野さんにも信頼して使ってもらいました
信頼して使ってもらっているのを感じると、人間って体が動くんだなというのはすごく感じます」と感謝の思いを再度強調しました
最後に、博物館に飾られることになるレリーフは、中日の帽子をかぶり、アンダーシャツにネームと背番号13が入ったものだと紹介し、「1つの球団でやってきたからこそ、ドラゴンズも入れられるし、背番号も変わらずやってきたところで入れられるのは、ちょっと幸せかなと思います」と笑顔を見せました
岩瀬仁紀氏の野球殿堂入りは、彼の長年の努力と輝かしいキャリアの証です。彼が指導者たちへの感謝を表明したことは、選手としてだけでなく人間としての謙虚さが伝わってきます。また、彼の記録や影響力は、今後の選手たちにとっても大きな励みとなるでしょう。
キーワード解説
- 野球殿堂とは? 野球殿堂は、野球界において優れた功績を残した選手や監督、関係者に贈られる名誉ある称号です。この殿堂に名前を刻まれることは、多くの選手にとって最高の栄誉とされています。
- 競技者表彰とは? 競技者表彰は、特に優れた業績をあげた選手に対して与えられるもので、例えば選手としての成績やチームへの貢献度を評価されることが多いです。
- 守護神とは? 守護神は、特に最終回に出場し、試合を締めくくる役割を担う投手のことを指します。この役割は非常に重要で、試合の結果に大きく影響することが多いです。
- セーブとは? セーブは、救援投手が試合を勝利に導いた際に与えられる記録で、具体的には守護神が登板しチームが勝つために重要な役割を果たすことを示しています。

