マルティネスは、1イニングを三者凡退の無失点に抑えたが、そのエースとしての実力が光ったのは、彼の持ち味である剛速球だけではなかった
試合が動いたのは、先頭打者である藤原(ロッテ)を迎えた時
マルティネスは156キロのストレートを投げ込み、藤原を二ゴロに仕留めたが、注目を集めたのは次のバッター、頓宮(オリックス)への初球だった
なんと、計測不能の超スローボールを投じると、スタンドはどよめきで包まれた
頓宮への球は結局ボール判定となったが、その後の153キロの速球で頓宮を遊ゴロに打ち取った
続いて登場した村林(楽天)にも、初球は84キロのスローボールで攻めた後、次の球で155キロの速球を投じて投ゴロに仕留めた
このパフォーマンスは、先に登板した全パの先発・宮城(オリックス)が見せた80キロ台のカーブに影響を受けた可能性がある
マルティネスは「いつも通り、アウトをしっかり3つ取る意識で臨みました」と語り、「正直、9回に試合を締める方がわくわくしています」とも述べた
試合を通じて、彼はしっかりとアウトを3つ取り、観客を喜ばせることに成功した
ライデル・マルティネスの驚くべきパフォーマンスは、観客に強い印象を残しました。スローボールを効果的に使い、相手打者のタイミングを外したことが、彼の成功に繋がったと言えるでしょう。特に、156キロの速球と84キロのスローボールの対比が、戦略的な投球を際立たせました。
キーワード解説
- ライデル・マルティネスとは?:カリブ海に浮かぶキューバ出身の投手で、メジャーリーグや日本のプロ野球で活躍している選手。
- スローボールとは?:投球において球速を意図的に遅くする球で、打者のタイミングを外すために使用されます。
- 三者凡退とは?:野球において、投手が1イニング内で3人のバッターをアウトにして無失点で抑えることを指します。

