全パの甲斐野投手、特注グラブで初登板を果たす
2025年7月23日、京セラドーム大阪で行われたプロ野球オールスターゲーム第1戦において、全パの西武甲斐野央投手(28)が特注のグラブを身に着けてマウンドに立ちました甲斐野投手は、この試合で全パの5番手として8回に登板し、初球には107キロのスローカーブを投じました
甲斐野投手は自身のキャラクターについて「僕は何か芸せなあかんキャラなので」と語り、その後は直球を多く投げ込みました
また、2死後にはベンチでチームメートの今井投手に水を持って来てもらう場面もあり、享楽しんでいる様子が見受けられました
甲斐野投手が使用した特注グラブは、兵庫・西脇市のスポーツ用品店「野球一筋」のオリジナルブランド“播州グラブ”からのもので、彼の日頃の愛用アイテムです
この特注品は兄の耕一さん(35)によってデザインされ、「桜」「感謝」「ライオン」の3つのテーマが込められています
「桜」は、甲斐野投手の小学生時代を忘れずにという兄の願いを象徴し、「感謝」は父からの思いを体現したものです
そして、「ライオン」のデザインには、歌舞伎の隈取がオマージュされており、国際的な選手への成長を願う家族の期待が込められています
特注グラブをプロデュースした「野球一筋」の西山孝彦代表(58)は、甲斐野家の深い絆に感銘を受け、その思いを込めた一品が完成したことを語りました
甲斐野投手自らも「藤川さんにはなれなかった」と謙虚に発言しつつ、家族のために全力で150キロ台を投げ込む姿勢を見せました
甲斐野投手が特注のグラブを使ってオールスターゲームに臨んだことは、彼の家族との絆を強く感じさせます。兄がデザインしたグラブには多くの思いが込められており、ただの試合を超えた意味を持っています。このような選手の人間性や背景を知ることで、観客もより一層応援に熱が入るのではないでしょうか。
キーワード解説
- オールスターゲームとは?プロ野球における特別な試合で、年に1回開催される人気選手の祭典です。
- スローカーブとは?速球と比べて球速が遅く、打者にとってタイミングを取りづらい球種です。
- 特注グラブとは?一般的な野球用グラブとは異なり、自分のプレースタイルに合わせた特別なデザインで作られたものです。
- 家族愛とは?家族同士の深い絆や愛情を表す言葉で、特に支え合う関係性を指します。

