甲斐拓也、全セ選抜での活躍と驚異のスローボールに苦笑い
2025年7月23日、京セラドームで行われたマイナビオールスターゲームにおいて、全セリーグの捕手として先発出場した巨人の甲斐拓也選手が注目を集めました活動の舞台となったこの試合では、全パリーグが5対1で勝利を収め、甲斐選手は「7番・捕手」としてバッテリーを組んだ投手陣の一員として奮闘しました
先発したのはキューバ出身のライデル・マルティネス投手
彼は「超スローボール」と呼ばれる特異な投球フォームで知られており、試合中には最遅の81キロを含む2球のスローボールを投じる場面も見られました
この「スローボール」とは、通常のストレートボールや変化球に比べて意図的に球速を抑えた投球で、バッターに予想外のタイミングで投球されることから三者凡退を導く力があります
マルティネスは、最速156キロの直球とスローボールの75キロ差の緩急を巧みに使い分け、打者を翻弄しました
甲斐選手はこの意外な投球スタイルに対して「何も聞いていないですよ」と苦笑いを浮かべつつ、遅球をしっかりと受け止める貴重な経験をしました
試合のなかでは、彼のソフトバンク時代の同僚である周東選手に二盗、三盗を許した場面もありましたが、「速かったですねー(笑)
でも、うれしいですね
あいつがああやって活躍してるのは」と振り返り、周東選手の成長を称賛しました
甲斐選手がスローボールを受け止める姿は非常に印象的でした。普段あまり見かけない球速差を利用した戦術は、観客にとっても新鮮な体験だったのではないでしょうか。また、周東選手の盗塁シーンも見どころでしたが、甲斐選手が同僚の活躍を喜ぶ様子からは、スポーツマンシップの強さが感じられ、選手同士の絆の大切さも思い知らされました。
キーワード解説
- 超スローボールとは? 通常のストレートや変化球に比べて意図的に球速を抑えた投球スタイルで、バッターに予想外のタイミングで投球されることが特徴です。
- 緩急とは? 速い球と遅い球を組み合わせることで、打者のタイミングを崩しやすくする戦術のことです。

