対戦相手の札幌北広島ボーイズとの同一カードとなった決勝は、熱戦の末、旭川大雪がコールド勝ちを収めた
この試合では計１５安打を記録し、１４－３という大差での勝利となった
この勝利は、８月に開催される日本少年野球選手権及び全日本中学野球選手権（いわゆるジャイアンツカップ）に向けて、チームの練習成果がいかんなく発揮された結果だ
特に注目を浴びたのが、最優秀選手に選ばれた林三朗三塁手（２年）である
彼の活躍はチームを引っ張り、勝利に大きく寄与した
旭川大雪は、打撃陣だけでなく守備面でも高い実力を発揮した
監督の西大條敏志（にしおおえだ としし、58歳）は、「プレイヤーたちがサインチェンジを見逃さずにプレイしてくれて、日頃から３年生のチームとの練習で得た経験が生きた」と評価した
特に、重盗（じゅうとう）を仕掛けた場面では、三塁走者の二瓶結登（２年）がヘッドスライディングを披露し、本塁に生還したシーンが印象的だった
ゲーム主将としてチームをリードした二瓶は、「昨年の1年生大会に続いてこの大会も優勝できたのは、チームが一丸となってきたからこそ」と達成感を表した
また、８月の全国大会に向けてのミーティングが頻繁に行われており、下級生たちも勝つためのルーチンを取り入れ、同学年同士で意見を交換することで意志統一を図っている
彼らの成長は、今後の試合でも期待が持てる
一方、札幌北広島ボーイズは、相手の強力な打線に対して反撃の機会を与えられず、初回に打者一巡で5失点を喫してしまった
しかし、初回に1点、4回には代打の岡田悠太郎（２年）が適時三塁打を放ち2点を返す姿勢を見せた
準優勝にもかかわらず、川西哲也コーチは、「ポジティブなチームなので、これからも成長していくことを期待している」と述べ、未来に向けた前向きな姿勢を見せた
今回の試合では旭川大雪ボーイズが強さを見せつけ、見事な勝利を収めました。特に、重盗などの戦術が成功を収め、監督や選手たちが協力し合った結果がこの勝利につながったことが印象的です。また、札幌北広島も反撃の兆しを見せましたが、相手の強力な打線に対してなかなか思うように戦えなかったのが残念でした。
キーワード解説
- コールド勝ちとは？試合が一定の点差以上で終了した際に、規定により試合を打ち切るルールのことです。
- 重盗とは？一度に二人の走者が盗塁を試みるプレイで、相手チームに対してプレッシャーをかける戦術です。
- ミーティングとは？チームのメンバーが集まって、戦略や意見を話し合う時間のことです。
