試合は7回を待たずにコールドゲームとなり、崇徳は2010年以来の快進撃を見せた
この勝利で、もし決勝でも勝利を収めれば、崇徳にとって実に49年ぶりの夏の甲子園出場が実現することになる
試合は、瀬戸内の最速148キロを誇る右腕・大町選手を攻略することでスタート
崇徳は3回表に2死一、二塁の場面で中島航外野手(3年)が左翼線への2点適時二塁打を放ち、逆転を果たした
その後、5回にも中島選手の適時三塁打などで3得点を挙げ、徐々に優位に試合を進めていく
試合を終えた主将の石丸琉心内野手(3年)は、「落ち着いてプレーすることができた」と振り返り、49年ぶりの夏の甲子園出場に向けての意気込みを語った
「悔しい思いをし続けている先輩方がおられるので、その借りを絶対に返して甲子園に行きたい」と話し、チーム全体の士気も高まっている
対する瀬戸内は、カープOBである永田利則監督(63)が指揮を執り、準々決勝では広島商を破る快挙を成し遂げたが、今回の試合では5失策を記録するなど守備の乱れが目立ち、力尽きた
崇徳高校が19年ぶりに決勝進出を果たしたことは、チームの長い歴史の中で重要な一歩です。中島選手の活躍によって得点を重ね、試合を制することができたのは、チーム全体の団結力が反映されています。主将の石丸選手も言及していた通り、先輩たちへの思いを背負っての戦いが、これからの試合にも影響を与えることでしょう。
キーワード解説
- コールドゲームとは?試合が規定のイニングに達しないまま、一方のチームが一定の点差でリードしている場合に成立するルールのことを指します。これにより、試合が早期に終了することになります。
- 適時二塁打とは?走者が得点するために、バッターが打ったボールが二塁に到達し、走者が二塁から得点することができる安打のことを指します。
- 右腕とは?右手で投げるピッチャーのことを指し、特に右投げの投手を指します。多くの選手は右腕ですが、左腕の投手もいます。

