彼は、2回裏の全セ・巨人の泉口選手との対戦において、宣言通りサイドスローから初球を投げました
この時、隅田は6点リードの状況で二死二、三塁という追い込まれた場面で登板しました
彼の初球は106キロのカーブで、見事に泉口選手から空振りを奪いました
その投球スタイルは、オールスターゲームの特別な雰囲気を醸し出し、解説を務めた松坂大輔氏も「いきなり、やりましたね」と驚きを隠せませんでした
隅田は、登板前のインタビューで、ソフトバンクのモイネロ投手が右手で投球したことに触れ、冗談交じりに「無理っす
右は10球投げたら、肩が飛びます」とコメント
その流れの中で「初球、アンダースローにしようかな」と予告していましたが、結局はサイドスローで初球を投じました
さらに、彼がマウンドに登る際、リリーフカーに座らず、腕を胸の前で組み、仁王立ちで登場したことも特徴的でした
この姿勢で登場したのは、同じく降板した先発の今井達也投手(27)も同じように仁王立ちしていたことが影響しており、横浜スタジアムでは「仁王立ち」コンビが誕生した瞬間となりました
今回のオールスターゲームでの西武・隅田のサイドスローは注目の瞬間でした。多くのファンや専門家が彼の変則投法に驚き、シーズン中の彼の投球スタイルに新しい可能性を感じたことでしょう。このような試合の中で選手が個性を発揮する姿は、オールスターゲームの魅力の一つです。
キーワード解説
- サイドスローとは? サイドスローは、投手が横向きに体を回転させて投げる投球フォームのことです。この投法は、ボールに独特の角度や回転をかけられるため、打者にとっては打ちづらい球を投げることができます。
- オールスターゲームとは? オールスターゲームは、プロ野球のシーズン中に行われる特別な試合で、各リーグの優秀な選手たちが一堂に会し対戦を繰り広げます。ファン投票によって選ばれた選手たちが活躍する場でもあり、見どころが多い試合です。
- カーブとは? カーブは、ボールを投げる際に手首を使って回転をかけ、ボールが弧を描くように進む変化球のことです。打者は、その軌道の変化を予測しづらく、打ち返すのが難しいため、非常に有効な投球になりえます。

