九里亜蓮、全投球ナックルでファンを魅了 – オールスターゲーム

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2025年7月24日、横浜スタジアムで開催されたマイナビオールスターゲーム第2戦において、オリックス・バファローズの九里亜蓮投手(33)が全ての投球でナックルボールを投じるという大胆なパフォーマンスを披露し、観客やファンを魅了した

ナックルボールとは、投球時にボールの回転を抑えることで不規則に動く球種で、打者にとって非常に打ちにくい攻撃的な球だ

ナックルボールでの対抗策

「球が速いピッチャーはたくさんいますし、その流れに逆らっても意味がないと考えました

不規則に変化するナックルボールを投げることで、何か新しい楽しさを提供できればと思った」と九里は試合前に語った

全パ・リーグの3番手として四回に登板した九里は、先頭打者の佐野恵太選手(30)を投ゴロに仕留め、その後もファビアン選手(27)を邪飛に抑えるなど、見事な立ち上がりを見せた

無失点の強さ

しかし、ピンチを迎える場面もあった

坂倉将吾選手(27)に四球を許し、さらに泉口友汰選手(26)には中前打を浴びるなど、危険な状況に追い込まれる

しかし、ここで九里は冷静さを失わずに上林誠知選手(29)を一ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた

捕手とのコミュニケーション

試合後、九里は捕手の寺地選手に投球の感触を尋ね、「結構動いてた?」「めっちゃ動いてます」との返事が返ってきたことを語り、笑顔を見せた

「なら、試合の時にも投げたいけど、寺地君には『やめてください』と言われました」とユーモアを交えたやり取りも印象的だった

期待される道のり
この試合中に投じた全20球がナックルボールであり、今シーズン中には投じたことがない球種であることからも、九里の柔軟な戦術が評価された

今後の試合でもナックルボールがどのように活躍するか、多くのファンが期待を寄せている

九里亜蓮選手の全球ナックルのパフォーマンスは、プロ野球界に新たな楽しさを提供しました。独特な球種であるナックルボールを駆使してピンチを切り抜けた姿は、選手としての成長を印象づけるものでした。彼の今後の試合が楽しみです。
キーワード解説

  • ナックルボールとは?:ボールが投げられた後、回転を抑えることで球が不規則に変化する、非常に難しい球種です。
  • フォークボールとは?:投球時に急激に落下する球で、打者にとって打ちにくい特徴を持つ球種です。
  • オールスターゲームとは?:プロ野球の対戦形式で、リーグ別に選抜されたプレイヤーが試合を行う特別なイベントです。

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