ソフトバンク・宮崎颯が支配下登録へ、中継ぎ左腕の強化が期待される

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手薄な中継ぎ左腕を強化し、逆転でのリーグ2連覇へ加速する――

福岡ソフトバンクホークスの育成選手、宮崎颯投手(25)が支配下登録されることが24日までに分かった

近日中に正式発表が行われる見通しだ

宮崎選手は2022年の育成ドラフトで8位指名を受けて入団し、大卒3年目の左腕となる

入団1年目の2023年には左肘内側側副じん帯再建術、通称トミー・ジョン手術を受け、約1年半のリハビリを経て復帰

復帰後の2024年には3軍と4軍で経験を積んだ

今季、宮崎選手は2軍リーグでの登板機会を得て、勝ちパターンの継投として20試合に登板

投球回数は24回1/3で、成績は1勝1敗、3セーブを記録し、防御率は1.11という素晴らしい数字を残している

この活躍が評価され、念願の2桁背番号を勝ち取った

彼は最速151キロの直球を武器に、カットボールやスライダーといった多彩な変化球を駆使し、打者を打たせて取るスタイル

ストイックかつ真面目な性格で、徹底したウエートトレーニングを行い、直球の切れ味と球威を向上させている

さらに、彼は東農大で造園を学んでおり、剪定技術が得意という意外な一面を持つ

出身地は埼玉県上尾市で、人気お笑いコンビ「ハライチ」と同じ中学校を卒業している

入団時には「ハライチより有名になりたい」と意気込みを語った

また、チームの育成選手からの支配下昇格は、6月の川口選手に続いて今回が2人目となる

現在、1軍に登録されている中継ぎ左腕はヘルナンデス選手と大江選手の2人だけであり、宮崎選手がリーグ後半戦においてそのポジションに割って入るチャンスは十分にあると考えられている

宮崎 颯(みやざき・はやと)
2000年6月14日生まれ、埼玉県上尾市出身の25歳

埼玉栄高校では甲子園出場はないが、東農大から2022年育成ドラフト8位でソフトバンクに入団

入団1年目は肘の手術で登板なし

昨年は3軍、4軍で20試合に登板し、今季は2軍で20試合に登板

防御率1.11の成績を残した

身長は1メートル80センチ、体重は93キロ

左投げ、左打ちで、背番号は165

宮崎選手の支配下登録は、育成選手としての努力が実を結んだ結果であり、今後のソフトバンクの中継ぎ投手としての存在感が一層強まることが期待されます。選手個人の成長だけでなく、チーム全体の強化にも繋がる重要な動きです。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?アスリートの肘の靭帯を再建する手術で、痛めた靭帯を修復することにより、復帰を目指すものです。
  • 防御率とは?ピッチャーが1イニング当たりに与える自責点の平均を示す指標で、低いほど投球が安定していることを意味します。

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