宮崎の直球は「魔球」とも称される特異なもので、その特徴について捕手たちが語る
捕手の牧原巧汰は「向かってくる
迫ってくる
打ちにくい真っすぐはこういう感じだな、と思う」とその恐ろしさを伝えた
また藤田悠太郎は「差し込まれるので、バッターがボールに対して入っていかれず、怖いと感じる
出所が見にくく、タイミングが取りにくい」と説明
渡辺陸も「曲がったり上がったりする、良い意味で汚い真っすぐ」と特徴を強調した
宮崎は“分かっていても打たれないストレート”を目指し、ほぼ毎日ブルペンで練習に精力的に取り組んでいる
特に中継ぎ投手は試合に出る機会が不確定であるため、他の選手に比べて登板直前以外に投球練習を行うことは少ない
しかし、宮崎は立っているだけでも汗をかくような厳しい夏の環境でも、様々な工夫をしながら練習を続けている
実際、13日のウエスタン・リーグ広島戦の試合前にも、「気がついたら47球投げていた」と振り返り、試合では9回に登板し、無安打無失点の好成績を収めた
自身の向上を常に求める姿勢で、投球練習を通じて「感覚を確認しながら課題に向き合う時間」と位置づけ、練習を怠らない
23日には他の2軍選手が休暇を楽しむ中、宮崎はタマスタ筑後の室内練習場で自己練習を行い、コーチをバッター役に見立てて試合形式の練習を撮影した
このような努力が、彼の心に「野球がうまくなりたい
そして支配下になりたい」という熱意を生んでいる
彼の直球は最速151キロを記録しながらも、「まだ50点」と謙虚に語る宮崎
今季、24回1/3を投げ、防御率1.11、奪三振率9.99という素晴らしい成績を残している
彼の闘争心あふれるピッチングスタイルは、まさに野球への熱い情熱を表しており、「1日も無駄にしない」との言葉がその努力を裏付けている
宮崎颯投手の記事は、若手選手が持つ努力と熱意を強く感じます。練習に対する真摯な姿勢が、彼の成績や成長に繋がることを期待せずにはいられません。専門的な技術を駆使する彼の姿勢は、他の選手たちにも良い影響を与えることが期待されます。
キーワード解説
- 支配下登録とは？：支配下登録とは、プロ野球チームが選手を正式に契約し、1軍または2軍でプレーできる権利を与えることを指します。
- 中継ぎ投手とは？：中継ぎ投手は、先発投手の後に登板し、試合を引き継ぐ役割を持つ投手のことです。連投が多いため、体力の管理が重要となります。
- 防御率とは？：防御率は、投手が投げたイニングに対して、どれだけの得点を防いだかを示す指標です。数値が低いほど優れた投手とされています。
