最近、退寮の際には行き帰りの時を無駄にしたくないと「寮に住みたい」との発言をするなど、野球への情熱は変わらない
しかし、彼のキャリアには試練が訪れた
2023年1月に受けた内側側副じん帯再建術、いわゆるトミー・ジョン手術により、一時的にボールを握ることができなくなり、長期のリハビリを強いられている
このリハビリの苦しみは精神的にも重くのしかかったが、彼を救ったのは「野球ノート」と呼ばれる自らの取り組みだった
小学1年生の頃から続けているこのノートには、両親が察知し、励ましのメッセージを送ってくれたことで、さらに思いを強めた
「自分の中の引き出しであり、宝物」と位置付けているノートは、リハビリ中にかけがえのない存在となった
彼はこの2年間で約9冊を執筆し、心の支えとしてきた
また、今季12年目を迎えたチームメート、又吉選手の言葉も重く心に響いた
「中継ぎ投手としての自分にとって、1球の大切さを常に意識している
ゲームの流れを変える力を持ち、チームを勝ちに導く責任を感じている
」こうした経験を通して、宮崎選手は投球の背後にある「気持ち」の重要性を痛感している
宮崎選手の「野球愛」は底知れず、その情熱が最大の武器である
背番号85を背負い、再び彼の力投が見られる日を、ファンは待ち望んでいる
宮崎選手の回復を願うファンは多いだろう。彼の熱意や人間性から、多くを学ぶことができると感じる。野球を愛する彼の姿ふたたび球場で見るのを楽しみにしたい。
キーワード解説
- トミー・ジョン手術とは?

