阪神、後半戦に向けて全体練習 一丸でリーグ優勝を目指す
プロ野球の後半戦が26日にスタートし、阪神タイガースは本拠地甲子園で全体練習を行った藤川球児監督(45)は、2位のDeNAを迎える今シリーズに向けてチームの結束を強調し、「前歯で硬いものは噛めない
奥歯でかみ切れない」との例えを用い、適材適所での起用を徹底する意向を示した
藤川監督は、2年ぶりのリーグ優勝に向け、「奥歯」だけではなく、「前歯」や「犬歯」も重要であると強調
後半戦53試合に向けては、集団の戦略が必要なことを指摘し、「引っかかり」を解消するためには、新戦力やベンチスタートの選手たちの活躍が不可欠であると明言した
チームは、先手を打つ形で中継ぎ右腕不足の課題を解決するため、7月に前メッツ3Aのハートウィグを獲得し、さらに6年ぶりに復帰となるドリスも迎え入れた
藤川監督は、「リズムよくやることが大事で、その上でタイガースらしいペースを保つことが必要」と語り、選手たちに自信を持たせた
現在、阪神はDeNAに対し9.5ゲーム差をつけており、若手選手の成長も期待されている
藤川監督は就任時から優勝を目指すことを宣言しており、7月12日のヤクルト戦での走塁ミスで出場選手登録を抹消された豊田選手も1軍に合流させた
藤川監督は、「エラーが問題ではなく、それまでにどのように準備をしていたかが重要」と述べ、選手たちにチャレンジを促した
阪神タイガースが後半戦に向けて行った全体練習には、選手たちの士気を高める意義がある。また、藤川監督の発言からは、長いシーズンで出てくる「引っかかり」をどう解決するかに焦点を当てていることが窺える。新戦力や成長する若手選手がチームの切り札になる可能性もあり、非常に期待が持てる試合展開が予想される。
キーワード解説
- 藤川球児監督とは?: 阪神タイガースの監督であり、元プロ野球選手。選手時代はピッチャーとして活躍し、優れた成績を残した。
- 適材適所とは?: それぞれの人や物が持っている特性や能力に応じて、最適な役割を与えること。「適材」は適切な素材や人材、「適所」は適正な場所を指す。
- 中継ぎ右腕とは?: 野球において、試合の途中から登板して試合を進める投手のことを指し、特に右投げのピッチャーのことを指す。
- 走塁ミスとは?: 野球において、ベースランニングでの判断や行動が誤ってしまうことを指し、得点の機会を逃す原因となることがある。

