これは、選手がメジャー40人枠から外れる措置であり、ワゲスパックは事実上、チームの戦力外となります
ワゲスパック選手は2019年にトロント・ブルージェイズでメジャーデビューを果たしましたが、正式にメジャーに定着することができず、2021年のオフにオリックスと契約を結びました
来日した初年度の2022年には、最初は先発投手として起用され、その後リリーフに回りました
シーズン全体で32試合(先発10試合)に登板し、成績は2勝6敗、7ホールド、5セーブ、防御率は2.97に達します
この活躍が、オリックスのリーグ連覇に貢献しました
特に、ヤクルトとの日本シリーズでは守護神として起用され、その年の胴上げ投手となりました
2023年は31試合に登板し(先発4試合)、成績は4勝7敗、2ホールド、4セーブ、防御率5.77となりました
ワゲスパックはこのシーズンをもってオリックスを退団しましたが、昨季はレイズとマイナー契約を結び、再度メジャー復帰を果たしました
ところが、メジャーでの登板はわずか4試合にとどまり、防御率は5.40でした
今季はメジャーでの登板はなく、傘下の3Aリーグで15試合に登板し、なんと防御率は0.46という成績を残しました
ただ、5月26日からは負傷者リスト(Injury List)入りしており、それ以降は登板していない状態です
メジャー通算の成績は31試合で5勝5敗、1ホールド、防御率5.11となっています
今回のワゲスパック投手のDFAは、彼の最近の怪我とメジャーでの登板機会がなかったことに起因していると考えられます。彼の活躍が記憶に残るオリックスでの成績から考えると、とても残念な結果となりました。しかし、マイナーの成績が良かっただけに、今後の進路に期待がかかります。
キーワード解説
- DFAとは?DFA(Designated for Assignment)は、メジャーリーグにおける選手が40人枠から外れることを指します。
- リリーフとは?リリーフとは、試合中に先発投手が降板した後、ピッチャーとして登板する投手の役割を指します。
- 防御率とは?防御率とは、投手の防御能力を示す指標で、投球回数に対する自責点の割合を表します。
- ホールドとは?ホールドは、試合の勝利に貢献したリリーフ投手に与えられる記録で、決められた条件を満たして登板した場合に付与されます。

