プロ初勝利を飾ったヤクルト・荘司宏太投手の快挙
プロ野球は26日、後半戦がスタートし、最下位の東京ヤクルトスワローズが中日ドラゴンズとの15回戦を神宮球場で戦った試合は逆転でヤクルトが2-1で勝利し、今季初の5連勝を遂げた
この試合で特筆すべきは、ドラフト3位で加入した荘司宏太投手(25)が1-1の同点で迎えた七回に2番手として登板し、見事な投球を披露したことだ
荘司は1回を投げて1安打無失点という成績で、23試合目の登板でプロ初勝利を獲得した
彼の登板直後、チームが勝ち越しに成功したことで、荘司はプロ初の勝利を手にした
試合を観戦していたファンの声援を受けながら、緊張の面持ちで「すごくうれしいです」と喜びを語る彼は、初めてのお立ち台に立った際、「マウンドくらい高いなって思っています」と笑顔を見せた
7回の先頭打者ボスラーにヒットを許したものの、続く山本選手を打ち取った後、確実に一塁への送球でゲッツーを決めたことが特に評価され、「あそこでしっかりゲッツーをとれたのが一番よかった」と語った
その瞬間、チームは勢いを増し、勝ち越しを果たした
荘司はデビューから12試合連続無失点の球団新人記録を樹立し、23試合で12ホールド、防御率は驚きの0.76という数字を記録している
高津監督からも「よくリリーフの中心選手として頑張っている」と称賛された
また、荘司は体重が減少する選手が多い中、逆に体重を増やしていることがコーチ陣を驚かせている
荘司は「食べることがストレス解消」と自身のスタイルを語り、食生活にも気を使っている
加えて、コンディション不良で一時離脱を経験したが、先輩選手からのアドバイスを受けて、試合前の準備を整えることで万全のパフォーマンスを保つ努力をしている
オールスター休暇中には、実家に帰省し、家族や愛犬と過ごした荘司は、後半戦での活躍を報告し、両親にウイニングボールをプレゼントする意向を示した
「一番応援してくれている頼もしい両親」と心温まる感謝の言葉を添え、チームを最下位から浮上させるために更なる活躍を誓った
荘司投手のプロ初勝利は、選手個人にとって大変な喜びであり、特にヤクルトのような最下位チームにとっては、希望の光とも言える。また、彼の投球スタイルや身体管理の方法は、多くの選手にとって良い手本となるだろう。今後の活躍が期待される。
キーワード解説
- プロ初勝利とは?:選手がプロ入り後初めて勝利した試合を指し、特に新人選手にとって重要なマイルストーンとなる。
- ホールドとは?:試合中、投手が自身の登板時にリードのある状態でゲームを終えた場合に与えられる記録で、リリーフ投手の実力を示す指標となる。
- 防御率とは?:投手の失点を9イニング(1試合)あたりに換算したもので、数字が低いほど投手が優れていることを意味する。

