ロッテ・富山紘之進、プロ2年目での成長を見せる

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ロッテの育成選手である富山紘之進選手は、今季プロ2年目を迎え、これまでに19試合に出場しており、前年を上回る活躍を見せています

特に、7月3日の楽天二軍戦においては『8番・捕手』としてスタメン出場し、先発投手の秋山正雲(3回・1失点)を含む5人の投手の好投に貢献しました

この試合では、9回を1失点に抑える好リードを見せました

富山選手は、試合の進行に合わせて投手変更があったことで、攻撃のプランを変更しやすかったと語っています

投手とのコミュニケーションを重視

富山選手は、投手とのコミュニケーションが非常に重要であると考えています

試合中には、基本的に1イニング終了ごとに「次のイニングはどうしますか?」と投手に問いかけ、バッターの特徴や投手のやりたいことを共に考え、最適な配球を模索しているとのことです

このようなコミュニケーションが、投手のパフォーマンスを最大限に引き出す秘訣です

振り返りと成長

試合後には、自身のプレーを映像で分析する時間を設けており、反省点を見つけ改善策を考えているといいます

映像を通して相手バッターの反応を観察し、どのような球が効果的であったかを振り返る努力を続けています

バッティング成績の向上

バッティング面でも成長を見せており、打率が一時.091まで落ちるものの、6月12日のDeNA二軍戦でマルチ安打を達成

その後の楽天二軍戦でも2安打を記録し、現在は打率が.280まで上昇しています

「短く持って投球に対する柔軟性を持つ」ことを心がけているとのことで、ピッチャーに球数を投げさせる意識を持って打席に立つ姿勢を大切にしています

ライバルとの刺激

同じ学年の寺地隆成選手が一軍でプレーする中、富山選手は「毎日刺激をもらっている」と話し、その存在を大きなモチベーションとしています

将来的には自らも一軍の舞台に立つことを目指して、日々努力を重ねていると強調しました

支配下選手登録への道のり

富山選手は、まずはファームでの経験を積む姿勢を大切にしつつ、支配下選手としての登録を目指しています

そのために、試合に勝つこと、そして自らがチームでどれだけ貢献できたかを実感することが重要だと語りました

「最低でもヒットを1本打つことを意識しつつ、キャッチャーとしての責任を重視していきます」と、攻守にわたり存在感を示していく考えを示しています

取材・文=岩下雄太富山選手の成長と努力は、今後のキャリアにとって非常に重要です。特に、投手とのコミュニケーションや試合の振り返りを大切にしている姿勢は、今後のプレーにおいても大きな成果を生む可能性があります。ライバル選手からの刺激を受けていることも、モチベーションの向上に寄与するでしょう。
キーワード解説

  • 育成選手とは?:プロ野球チームにおいて、戦力と認められながらもまだ契約チームに登録される前の選手のことを指します。
  • キャッチャーとは?:野球において、投手の球を受け、相手バッターに対して配球を指示する選手を指します。
  • 打率とは?:バッティングにおける成功率を示す指標で、安打数を打席数で割ったものです。
  • 支配下選手とは?:プロ野球の球団と正式に契約し、試合に出場する権利を持つ選手のことを指します。

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