広島・林晃汰内野手が再昇格後初の無安打に悔しさをにじませる

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<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム> 27日の巨人戦で、広島の林晃汰内野手(24)は、試合終了後約1時間30分をかけて球場を後にした

この日は試合時間が4時間を超え、林はサードでフル出場

彼は「並々ならぬ覚悟で試合に入っていた」と語り、サードの守備について「1試合守るとしんどい」と振り返った

この日のフル出場は794日ぶりであり、試合中に打球が飛んでくることはなかったが、その表情には疲労感が色濃く表れていた

林は入団当初から「将来の大砲候補」と期待されており、高卒3年目の2021年には10本塁打を記録

しかし2022年は1軍出場がなく、2023年には新井監督の下で再び出場機会を得て特大弾を放ったが、定位置を確保するには至らなかった

守備面でライバルのデビッドソンに水をあけられ、出番が減っていたが、その課題に向き合う姿勢を見せている

「足を引っ張らないように」と、高い意識で守備に取り組む姿勢は評価されている

今季は2軍での生活が続いたが、7月17日に再昇格し、20日からはヤクルト戦で4戦連続スタメン出場

27日には三塁で先発出場したが、今季のチーム事情も影響している

新井監督は「本来守りも重要視しているので起用できなかったかもしれない」と説明

首位の阪神に大きく差をつけられたチーム事情が、林の出場機会を生むきっかけとなった

新井監督は、林が少ないチャンスで結果を残していることを評価しており、「いろんな形で使ってあげないと」と期待を寄せている

林自身は「チャンスはピンチ」と戒め、過去の経験を踏まえ「今が一番大事」との意識を強めている

27日の試合後には、再昇格後初めて無安打に終わった打撃内容を見つめ直すために、一人静かにブルペンで黙々とバットを振っていた

チームと共に、一歩一歩新たな境地へと進もうとする彼の姿勢は、ファンにも期待を持たせている

広島の林晃汰内野手は再昇格後初の無安打に悔しさをにじませながら、試合後も黙々とバットを振る姿が印象的でした。これからの成長に期待が高まります。
キーワード解説

  • 内野手とは?:野球のポジションの一つで、主に内側の守備を担当する選手を指します。通常は一塁、二塁、三塁の3つのポジションに分かれ、守備や打撃を行います。
  • 昇格とは?:選手が2軍やマイナーリーグから1軍に呼ばれることを意味します。昇格は選手にとって大きなチャンスであり、プロとしてのキャリアに影響を与える重要な出来事です。
  • スタメン出場とは?:試合の開始時に先発メンバーとしてプレーすることを指します。スタメンは試合の勝敗に直接関わるため、選手にとって重要な役割です。
  • 打撃とは?:野球において、バットを持った選手がボールを打つ行為を指します。打撃力は選手のスキルの一つであり、試合の結果に大きな影響を与える要素です。

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