埼玉西武ライオンズの佐藤太陽、初昇格後の守備で注目のプレー

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埼玉西武ライオンズの若手内野手である佐藤太陽が、7月27日に楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦に「9番・二塁手」として先発出場しました

この試合の8回裏、佐藤は見事なグラブトス送球を披露し、ファンの間でそのプレーが話題となっています

試合の流れ

試合は西武が1-3と2点のビハインドで迎えた8回裏、先発投手の羽田慎之介がマウンドに上がりました

相手チームの6番バッターである辰己涼介は、非常に俊足で知られており、下位打線にも脅威となる打者が控えているため、西武側としては塁に出したくない存在でした

投球に関して羽田は、初めの4球を変化球で攻め、その後153キロのストレートを投げました

辰己はこのボールに強振し、高いバウンドの打球が二塁手方向に転がりました

佐藤のグラブトス送球とは

佐藤はこの打球に対しすぐさま前進し、捕球後はグラブにボールを持ち替え、送球までの動作を迅速に行いました

グラブトスとは、グラブに収めたボールを手元で持ち替えることなく、グラブのまま送球する技術のことを指します

このプレーは、瞬時の判断力と柔軟な体の使い方を必要とするため、非常に難易度が高い技術です

しかし、送球は一塁手のタイラー・ネビンにはわずかに届かず、判定はセーフとなりました

この結果、西武監督の西口文也がリクエストをしたものの、判定は覆らず、辰己の内野安打として記録されました

試合の結果

その後、楽天はこの攻撃の機会を生かして1点を追加し、最終的に西武は1-4で敗れました

佐藤は神奈川大学時代から内野守備に定評があり、今季の7月には支配下登録を果たし、翌26日には一軍初昇格を果たしていました

佐藤太陽選手のこの試合でのグラブトス送球は、彼の高い守備技術を証明する素晴らしいプレーでした。高校や大学で培った技術をプロの舞台で発揮することができるのは、彼にとっても大きな自信となるでしょう。今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • グラブトスとは?:グラブトスは、野球においてグラブに収めたボールを持ち替えることなく、グラブのまま送球する技術です。俊敏な動作と瞬時の判断力が求められるプレーです。
  • 内野手とは?:内野手は、野球において内野の守備を担当する選手のことを指します。内野手は主にボールを捕球し、塁へ送球する役割を持ちます。
  • 支配下登録とは?:支配下登録とは、プロ野球チームに所属する選手が、試合への出場が可能になるための手続きです。選手は育成契約から支配下登録を経て、一軍でプレーできるようになります。

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