これまでのシーズンでは、昨年のルーキーイヤーに21試合に登板して10勝6敗、防御率2.17を記録し、新人王に輝いた武内選手ですが、今季は自身にとって試練のシーズンとなっています
今年は、春季キャンプ中に左肘内側側副靭帯(じんたい)不全損傷という怪我に苦しみ、出遅れを余儀なくされました
これまで9試合に登板し、4勝3敗、防御率は3.46と、本来の力を発揮しきれない状態が続いています
中でも、防御率は前年の数字と比べてかなりの上昇を見せています
チームは27日に楽天戦で敗北を喫した結果、今季初の5連敗を記録してしまい、借金も最大5となり危機的状況にあります
このままでは優勝争いから逸脱してしまう可能性も高まっています
5位の楽天とはゲーム差がなく、どちらがプレイオフ圏に近づくかが問われる重要な時期です
武内選手は、「オリックス戦では先頭打者を切ってテンポよく投げていきたい
前半戦は不本意な形で終わったので、後半戦ではチームに貢献できるピッチングを心がけます」と意気込みを語りました
昨年、チームが91敗を喫し、最下位に沈んでいた中でも輝きを放った左腕が、今後の試合でどのようにチームを救うか注目されます
武内夏暉選手の状況は、怪我からの回復を目指し試行錯誤していることを示しています。昨年の活躍を考えると、今季の成績には早く改善を期待したいところですが、チームの状況も厳しいため、彼の成長とチームの救済を切に願います。
キーワード解説
- 防御率とは? 選手の投球の安定性を示す指標で、失点を9イニングあたりで計算します。低い防御率がより良い成績を示します。
- 靭帯とは? 関節を安定させる役割を持つ組織で、動きの制御に重要な部分です。障害を受けると、選手のパフォーマンスに大きな影響を与えることがあります。

