特に目立ったのは、男子200mで2冠を達成した清水空跳(星稜2年、石川)と女子800mで3連覇を達成した久保凛(東大阪大敬愛3年)のパフォーマンスだ
男子200m:清水空跳の快走
男子200mでは、昨年のインターハイ100m王者である清水空跳が追い風を受けて20秒39(+2.7)の好タイムを叩き出したこの記録は、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が持つ高校記録(20秒34)に迫るものだった
引き続き、前回2位の佐藤克樹(東京学館新潟3年)は20秒72で2年連続2位を獲得し、新鋭の矢田篤志(関大北陽2年、大阪)も20秒86で続いた
女子800m:久保凛の快挙
一方、女子800mでは、久保凛が2分02秒34のタイムで貫禄の勝利を収め、この種目史上初の3連覇を達成した彼女は日本記録保持者でもあり、安定した走りでの圧倒的な強さを見せつけた
男子800mでは、盛岡四の菊池晴太(3年、岩手)が1分49秒11で制覇した
その他の記録
女子200mでは、地元広島の松本真奈(広島皆実3年)が23.55(+3.4)で優勝しかし、バログン・ハル(市川2年、千葉)が23秒36(+2.2)を記録し、高校記録を上回る快走で2冠を達成した
また、女子七種競技では、江口美玲(東海大相模2年、神奈川)が5323点で高校歴代6位に入る好成績を残した
男子三段跳でも磯山福太郎(西宮東3年、兵庫)が15m74(+2.1)で優勝
他にも、多くの選手が素晴らしい記録を残し、高校生の底力を見せた
大会の行方
広島インターハイは、明日が最終日を迎える学校対抗戦では男子が洛南(京都)、女子は西武台(埼玉)がそれぞれトップの座を築いている
今後の競技にも注目が集まる
清水空跳選手と久保凛選手の活躍は、高校生たちにとって大きな刺激となることでしょう。それぞれの記録は、将来的につながる可能性があり、両選手がさらに成長し続けることを期待したいです。また、高校スポーツの色々な競技でライバルたちとの戦いがどう展開されるのか、今後が楽しみです。
キーワード解説
- インターハイとは?全国高校総体を略した言葉で、日本全国の高校生がスポーツ競技を行う大会です。
- 追い風とは?競技の際に風が後方から選手を押す状態を指し、競技者にとってタイムを短縮する助けになる場合があります。
- 3連覇とは?同じ成績を3回連続で達成することを指し、特にスポーツでは非常に難しい偉業とされています。

