早川太貴投手、初登板の悔しい体験から学んだこととは?

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兵庫県尼崎市に新たに開業したファーム施設より、若きプロ野球選手、早川太貴投手(25)の成長と1軍デビューについて報告する

「2軍リポート 大物から大物へ

若トラ駆ケル」の第4回では、育成ドラフト3位から支配下登録を果たした早川選手に光を当てている

早川はウエスタン・リーグで6勝、防御率3.16という好成績を収め、13日に支配下登録をされ、続く16日の中日戦で待望の1軍デビューを果たす

登板は9回、2死一、三塁という場面だったが、初投球でボークを犯し、悔しくも失点を喫してしまった

「チャンスをいただいたのに、球場の雰囲気にのまれてしまったのが悔しい」と語る早川選手

初登板では4万人を超える観客の前で投げる緊張感が影響し、試合の流れをつかむことができなかったという

早川選手は、1軍の舞台でプレイする中で、自分のピッチングを確立するための余裕が必要だと痛感した

21日には出場選手登録から外れることとなったが、その5日間の経験から多くを学び、特に基礎的なトレーニングの重要性を再認識したという

岩崎投手や石井投手などの1軍での経験豊富な先輩たちが、基本を大切にしている姿勢に触れながら、早川選手は短時間の練習でも意識的にゴムチューブを用いたインナーマッスルの強化やストレッチを行っている

「次にチャンスをいただけた際には、自信を持って投げられる存在になりたい

苦い初登板の経験を無駄にせず、頑張ります」と早川選手は力強く語った

早川太貴、1999年12月18日生まれ

北海道江別市出身で、大麻高から小樽商大を経て、北広島市役所に勤務

その後、クラブチームのウイン北広島でプレーを続け、2024年には育成ドラフト3位で阪神入団

身長185cm、体重95kgの右投げ右打ちの選手である

早川選手の初登板とその結果は、彼にとって重要な学びの機会となった。大舞台での緊張や経験不足を痛感した彼は、今後の成長に向けて必要な基礎を見直す良いきっかけを得た。この経験は次回に活かされることが期待される。
キーワード解説

  • ウエスタン・リーグとは?:ウエスタン・リーグは、日本プロ野球の2軍リーグの一つで、主に若手選手が試合経験を積む場所です。
  • 支配下登録とは?:支配下登録は、プロ野球選手がチームの選手名簿に正式に登録され、試合に出場できる資格を得ることを指します。
  • ボークとは?:ボークは、投手が投球規則に違反して行動した場合に適用される反則で、走者に得点を与えることになる場合があります。
  • インナーマッスルとは?:インナーマッスルは体の内部にある筋肉のことで、体幹を支える重要な役割を果たしており、運動パフォーマンスに影響を与えます。

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