チームは現在パ・リーグで4位につけているものの、後半戦が始まった28日までの成績は2連敗を含む、オールスター戦を挟んでの最悪記録5連敗を記録
この結果、借金が「5」に達し、5位の楽天に対してはゲーム差なしの勝率で迫られている
これは、開幕から順調に勝利を重ねていた時とは大きく異なる、逆風の展開とも言える
特に顕著なのは、6月までは安定した勝率で月間勝ち越しを決めていた西武が、今月に入ってからは4勝14敗1分けという失速を見せていることだ
このままでは昨年7月の低迷期間と同様の不吉なデータ、すなわち91敗を喫した不運に直面する危険性も孕んでいる
その原因となるのが得点力不足だ
5連敗中の西武が挙げた得点はわずか「7点」であり、月間のチーム打率も1割9分2厘という驚異的な低さで、打線が完全に冷え込んでいることが分かる
これを受け、西口文也監督は「これからは、もうちょっと作戦も考える」と述べ、何らかの改革が必要であることを示唆した
エンドランや進塁打、盗塁を活用し、危機的な状況を打開する必要性に迫られている
とはいえ、昨年の状況に比べて打線には「核」が存在する
昨年はクリーンアップ自体が不在だったが、今年は4番にネビン選手がいる
とはいえ、ネビン選手の前後の打順が定まらず、7月の19試合では3番に4人、5番には5人が起用された
結果として、彼の打率は月間3割1分9厘と好調であるものの、打点は7にとどまるという非常に効率的でない攻撃が続いている
今後は数少ないチャンスをいかに生かし、機動力を駆使して得点へとつなげられるかが鍵となる
さあ、オリックス戦でどのような戦略を展開し、チームが再び息を吹き返すのか注目が集まる
西武の現在の状況は、シーズンを通じての波の大きさを象徴しています。開幕時の勢いが失われ、苦しい戦いを強いられていることは、選手たちにもプレッシャーを与えているはずです。今後のオリックス戦が、チームにとって重要な試練となるでしょう。
キーワード解説
- 得点力不足とは？: チームが試合で得る得点が、必要な勝利を確保するのに十分でないことを指します。
- オールスター戦とは？: プロ野球で活躍した選手たちが集まって行う特別な試合で、各リーグから選出された選手が競い合います。
- エンドランとは？: バッターが打って走り、走者が次の塁に進むための戦術。この戦術は得点のチャンスを広げるために重要です。
