鹿部町出身の伊藤大海投手は、新庄監督から託された新しい目標について語った
伊藤投手は、「前半戦でしっかりとイニングを投げ、勝利を収められたことは良い結果だと思う
怪我なくここまで投げられたのは特に喜ばしい」と述べた
プロ5年目を迎えた伊藤投手は、これまでに17試合に先発し、10勝5敗の成績を収めている
123個の三振を奪い、防御率は2.89という好成績だ
特に昨シーズンとの大きな違いは、完投の数である
昨シーズンは5試合での完投だったが、2025年シーズンではすでに4試合の完投を達成している
伊藤投手は「任せてもらったゲームは最後まで投げ切りたい」と意気込みを語り、先発ピッチャー陣の中にある競争の雰囲気についても触れた
「7回1失点や7回無失点という好投でも、最後までいけなかったという雰囲気がある
みんなが9回完投を目指しているのだ」と語り、シーズン中の先発投手の完投数が両リーグ合わせて19試合とトップであることを強調した
さらに、伊藤投手は自らの完投へのこだわりが、憧れの投手であるダルビッシュ有選手の影響を受けていることを明かした
ダルビッシュ選手はファイターズ時代に圧倒的な成績を収め、チームの核となる先発ピッチャーとして活躍し続けた
その姿勢に重きを置く伊藤投手は、「食事管理やサプリメントによる体調管理、ロッカーでの過ごし方など、全てがフィールドでのパフォーマンスに影響している
ダルさんのように野球に対してストイックでありたい」と話した
シーズン残り52試合を迎えた今、伊藤投手は新庄監督から期待される背番号17に見合う成績を上げたいと、新たな目標を掲げている
「昨年までは15勝と指定されていたが、今は背番号分の勝ちを求められている
ファンに『大海が投げる日はなんとかなる』と思ってもらえるようなピッチングをしていきたい」としっかりとした決意を示している
伊藤大海投手の今年の成長は目覚ましく、特に完投への意識の高さが印象的です。彼の口からダルビッシュ有選手を話題にする姿勢が、彼自身の成長に対する真剣さを物語っています。シーズン後半に向けて、彼の活躍に期待が寄せられています。
キーワード解説
- 完投とは?:投手が試合の全てのイニングを自分の力で投げ切ることを指す。通常9イニングだが、延長戦も含まれることがある。
- 防御率とは?:投手が自責点を元に計算された数値で、低いほど優れた成績を示す指標である。
- 三振とは?:投手が打者をアウトにする一つの方法。3回の失敗によってアウトにすることを指す。

