この試合は、今季の首位を争う重要な対決であり、ソフトバンクが見事に勝利を手にした
山川の活躍
試合は1-1の同点で迎えた4回、ソフトバンクが勝ち越しのチャンスを迎えた1死一、二塁の場面で、山川穂高選手が対するのは左腕の山崎福也投手
初球の高めに浮いたスライダーを的確に捉え、打球は左翼のブルペンへ飛び込む勝ち越しの3点本塁打となった
この本塁打は、山川選手にとって今季16号のアーチとなる
集中力を発揮
山川選手は試合後、「うまく反応することができた少し詰まったけど、いい打ち方ができた」と自信を持って振り返った
昨季は34本のホームランを放ち、本塁打王に輝いたが、今季は前半戦の打率が思わしくなく、一時は二軍降格も経験
しかし、後半戦に入ってからは打撃フォームや対戦投手との感覚を重視し、集中力を高めた結果が表れてきた
チームの連勝
この試合を含めたソフトバンクの連勝は5年ぶりの9連勝であり、開幕から苦しいスタートを切ったチームが92試合目にして初めて首位に立った周東選手が初回に先頭打者ホームランを記録するなど、チーム全体の調子も上向いている
小久保監督も「山川の3ランはたいしたもの
今の調子を維持してくれたら」と評価し、その活躍に期待を寄せている
今回のソフトバンクの勝利は、チームの士気を高める大きな要素となるだろう。特に、山川選手の復調は注目に値し、今後の試合でも安定した活躍が期待される。首位争いにはまだ多くの試合が残っているが、チーム全体が良い方向へ向かっていることが感じられる。
キーワード解説
- ホームランとは?:打者がバッティングでボールをフェンスを越えて打ち返し、走者が一周して得点すること。
- スライダーとは?:ボールが回転し、横に曲がる変則的な投球。打者にとっては打ちにくい球種の一つ。
- 二軍とは?:プロスポーツチームにおいて、主にケガからの回復や成長を目的とした選手が所属する下部組織のチーム。
- 本塁打王とは?:シーズン中に最も多くの本塁打を打った選手に贈られるタイトル。

