これにより、青柳は正式にスワローズの選手として新たなスタートを切ることとなる
青柳は、ポスティングシステムを利用して阪神からメジャーリーグへ挑戦し、2023年1月にフィリーズとマイナー契約を結んだ
彼はキャンプに参加し、オープン戦でも良好な成績を残そうとしたものの、メジャーリーグでの登板機会は得られず、最終的にマイナーリーグで開幕を迎えることになった
今季の青柳は、マイナーリーグの2Aレディングで19試合に登板し、0勝1敗の成績を残すに留まり、防御率は7.45と厳しい結果が続いた
6月には2Aチームに降格し、先発として4試合に登板したが、1勝2敗、防御率6.91と精彩を欠いた
彼の投球内容は「ディベロップメント・リスト」という選手育成のためのリストに入るほどで、この調整が影響を及ぼした
青柳は、マイナーリーグでの通算成績は23試合に投げ、1勝3敗、防御率7.22という成績を記録しており、特に33回2/3投球の間に45四死球を出しており、制球力が課題となっている
しかし、彼が日本プロ野球(NPB)での実績を持っていることは大きな強みである
通算61勝を挙げ、2021年と2022年には連続して最多勝と最高勝率を獲得し、2022年には最優秀防御率のタイトルも手にしている
ヤクルトの球団幹部は25日に青柳側と契約交渉を開始し、27日までに基本合意に達したことを確認
このような背景の中で、チームは現在、今季最長の7連勝を記録するも、最下位に沈んでおり、借金は両リーグで最も多い19
防御率はセ・リーグ唯一の3点台となる3.48で、リーグワーストであるため、今後の投手陣の立て直しが急務となっている
青柳の加入は、後半戦での大逆転への一助として期待されている
青柳選手のヤクルト移籍は、チームとしての期待の表れだけでなく、選手自身にとっても新たな挑戦を意味する。過去の実績がある選手が活躍することで、若手選手たちにも良い刺激になるはずだ。今後の成長に注目が集まる。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは?選手が所属チームの同意を得て、他のリーグのチームに移籍の交渉を行える制度のこと。
- マイナーリーグとは?メジャーリーグの下で運営されている数々のプロ野球チームのこと。若手選手や復帰を目指す選手が活動する場所でもある。
- 防御率とは?投手の成績を示す指標の一つで、投げたイニングあたりに与えた得点の平均を示す。数値が低いほど良い成績とされる。

