戸郷翔征、6回無失点の快投で今季3勝目を獲得

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◇セ・リーグ 巨人―中日(2025年7月30日 バンテリンD) 巨人の戸郷翔征投手(25)が、30日に出場選手登録され、同日の中日戦(バンテリンD)で今季12度目の先発登板を果たしました

戸郷は、6回4安打無失点という素晴らしい投球を披露し、6月8日の楽天戦以来52日ぶりに今季3勝目(6敗)を手に入れました

戸郷は、2年連続で開幕投手を務めたものの、プロ7年目となる今季は最大の壁に直面しています

試合前の成績は2勝6敗、防御率5.24と不振にあえいでいましたが、6月23日には今季2度目の出場選手登録抹消という苦しい状況を経験しました

この日は、前回の西武戦で5回6安打3失点で敗れた後、38日ぶりに1軍のマウンドに立ちました

また、今季2勝目を挙げた楽天戦以来、3試合ぶりに岸田捕手とバッテリーを組むことができました

試合は初回から動きがありました

巨人は無死一、二塁のチャンスを迎えましたが得点に至らず、逆に戸郷はその裏に二塁打と四球で2死一、三塁のピンチを迎えましたが、無失点で切り抜けました

続く2回も無死一、二塁にされましたが、ここでも無得点

戸郷は3回まで3安打無失点で立ち上がりました

杉内俊哉投手チーフコーチは、「ストレートは良いが、変化球—特にフォークがゾーンに乗っていない」とコメントし、戸郷には大胆さを求めました

橋上秀樹作戦戦略コーチも「初めに先制点を取って、戸郷に勝ちを付けられるように援護したい」と念じていました

その後、戸郷は4回に初めての3者凡退を達成し、5回も同じように打ち取ることに成功

試合は0-0のまま進行しましたが、6回には味方打線が岸田、増田陸の連続適時打で2点を先制

これに続き、戸郷は安打と四球で2死一、二塁のピンチを迎えましたが、この回も無失点

7回に先頭打者としての打席が回ってきた戸郷は、代打・荒巻が送られここで降板

投球内容は、6回で打者24人に対し109球を投げ、4安打無失点、7三振を奪い、与えた四球は3つで、直球の最速は151キロに達しました

戸郷投手は今季の不振を乗り越え、再び強い投球を見せました。特に無失点に抑えたことで、自信を取り戻し、チームに貢献する結果を出すことができました。これからの試合でもこの調子を維持していってほしいと思います。
キーワード解説

  • 先発投手とは?:試合の最初からマウンドに上がる投手のことです。チームの勝利に大きく影響を与える役割を持ちます。
  • 防御率とは?:投手が与えた失点の数を、投球回数に基づいて計算した数字です。低いほど良い成績とされます。
  • 三振とは?:打者が打たずに三球三振など、投手が打者を出塁させることなく打ち取ることを指します。

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