この結果、阪神は1965年以来となるシーズン23度目の完封勝利を達成し、これで4連勝となった
さらに、チームの貯金は最多の「22」となり、優勝への期待が高まっている
村上頌樹投手の活躍
試合の主役は先発投手の村上頌樹(27)である彼は6回を投げて5安打無失点という素晴らしい投球を見せ、今季9勝目を挙げた
序盤には制球に苦しむ場面もあったが、徐々に投球を修正し、特に2回には一死満塁のピンチを迎えるが、秋山を遊撃手の正面に打ち取る併殺で無失点に抑えた
村上のコメントと監督の評価
試合後の村上は、「なかなかいいリズムを作ることができませんでしたそんな中でも低めに丁寧に投げることを心掛けました」と、控えめなコメントを残した
勝利投手にも関わらず謙虚な姿勢を見せる村上は、自己の高いレベルを求める選手である
藤川球児監督(45)は試合後の会見で、村上の投球について「立ち上がりに少し投球フォームに不安があったが、3イニング目から改善が見られた
緩いカーブなどを織り交ぜて投げ込み、最終的には6回104球まで投げさせた」と、その修正能力を高く評価した
今シーズンの成績
村上は今季18試合に先発し、121回2/3を投げて自責点27、防御率は1.997という驚異的な成績を残している開幕投手としてエースと対戦する中で、見事にローテーションをこなしている
阪神タイガースが完封勝利を収めた試合は村上投手の実力が際立った内容だった。自身の投球に対する高い意識や修正能力は、ファンやチームにとっても大変期待されるものであり、今後の活躍にも注目が集まる。
キーワード解説
- 完封勝利とは? 一試合で相手チームに一点も得点を許さず勝利すること。
- 自責点とは? 投手が自らのミスによって相手チームに与えた得点数のこと。
- 防御率とは? 投手が9イニングあたりに何点の失点を許したかを示す数値で、低いほど優秀。通常は「得点÷投球回×9」で計算する。

