田中将大、復活の兆しを見せるイースタン・リーグでの圧巻投球

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
巨人・田中将大投手(36)が、30日のイースタン・ヤクルト戦(戸田)に先発登板し、特にピンチでの見事な投球を披露した

この日の試合で田中は4回に四球と安打で無死一、二塁のピンチを迎えたが、その状況からギアを上げた

ピンチを切り抜けた投球内容

対バッター矢野に対してはスライダーを5球続け、スリーバントを失敗させることに成功

続く高野からはスプリットで空振り三振を奪い、さらに沢野にも膝元へのスライダーで空振り三振をGET

田中は「4、5回はこれかなっていう感じが出てきた

それは前進かな」と語り、その成長を感じ取った様子だった

久しぶりの実戦登板

この試合の前には、16日の日本通運との練習試合が天候不良のために中止となっており、実戦から約20日ぶりの登板となった

それでも田中は5回を投げ5安打1失点と安定した結果を残した

また、2軍の桑田監督は「低めのボールがだいぶ決まるようになった

緩急もつけて投げていたので、非常に良かった」と評価した

フォーム改善に向けた試行錯誤

この日は、左足を一塁側に引きつつ目線を変えずに投球動作に入る新たなフォームで臨んだ

田中は「スタートの形をどうもっていけば、いいようにつながっていくかなと考える」と話し、復活に向けた試行錯誤を続けていることを明らかにした

残りのシーズンに向けて
シーズンは残り約2か月

田中は「ここまで一定の間隔で投げられている

春先とは全然違うなと思っています」とコメントし、日米通算198勝を誇るベテランの巻き返しを期している

日付 出来事
2月1日 春季キャンプ初日から久保コーチによる指導
4月3日 中日戦で移籍後初先発し5回1失点
5月1日 広島戦で2戦連続KO
6月18日 ロッテ戦で6回無四球0封
7月30日 ヤクルト戦で5回1失点の好投
今回の田中将大選手のピンチを切り抜ける投球は、彼が復活を目指すための重要なステップを示しています。新たなフォームへの試行錯誤も行いながら、今後のシーズンにどう影響するのかが非常に楽しみです。
キーワード解説

  • イースタン・リーグとは? 二軍チームを対象とした野球のリーグで、選手の育成や調整が行われる重要な場です。
  • スライダーとは? 球が横に曲がるタイプの変化球で、バッターを翻弄するために用いられます。
  • スプリットとは? 投球時にボールが急激に落ちる変化球で、空振りを狙う際に効果的です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。